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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第76章 ふたり 一人独り 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



夕飯は個室の居酒屋だったから
注文した物が運ばれて来るまでの間

今日は 前乗りで仕事外だから
俺に構わず電話して良いぞと
俺もするしと言われたので

また夜に寝る前ぐらいに
みくりに掛けるかと思ってたのだが
木崎先輩が河田さんの事
一言ぐらい言っとけと言うので

甘えてちょっと外へ出て
電話を掛けさせて貰ったんだが



ーーー
ーー



夕飯の調理をしていると
スマートフォンからLINE通話の着信音がして

スタンドに設置したままで
スピーカー通話で応答すると

「どうしたの?杏寿郎、
夜にって言ってたけど、
こんなに早い時間かけて来るとは
思ってなかったんだけど?
え?今、今は、夕飯の用意してるよ?」

トースターの中の白ネギとナスの様子を
チェックしてコンロの前に戻って来る

「うん、杏寿郎は、もうご飯食べたの?
そうなんだ、今から、食べる所なんだ。
うん、いいの?私と電話してても」

『その木崎先輩が、自分も電話するって
言ってたから、聞くのも失礼かと思ってな。
今は、雑居ビルの非常階段の踊り場だ。
で、君の今夜の夕飯は何にしたんだ?
俺がいないからって、適当に済ませたのか?』

杏寿郎が居ないから
料理するのも張り合いが無いのは無いけど

「今はね、湯葉作ってる
でも、触りたくなるから、湯葉作りながら
隣のコンロで、スーパー行ったら
凄い綺麗な秋鮭の白子あったから、
今、それを煮てる。白子ポン酢と
煮物にして、後は白ネギを今さ
焼きネギにしててね。それと味噌汁にするつもり」

そう言いながら フライパンの中の
豆乳の表面に被膜が出来て来るのを眺めていて
頃合いを見計らって箸で湯葉を掬い取ると
隣に置いているお椀に移して 
フライパンの火力を上げる

「そう、白子、凄い綺麗で、安かったし。
独りだから、白子ポン酢じゃ多すぎるし。
後?秋ナスも買ったから。ネギと焼いてる。
焼きナスにして、残った分は昆布茶で
即席漬けにするのと、白子ね、片栗粉だけ
まぶして揚げるだけにして置いて。
卓上のフライヤーでね、白子の唐揚げにしながら
ナスも素揚げにしようかなって」

『美味そう…なんだが?』

「美味そうもなにも、秋鮭の白子だよ?
秋ナスなんだよ?美味しいに決まってるじゃん。
流石に白子もいつもいつも置いてないし。
え?うん、食べたいって、金曜に」
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