第76章 ふたり 一人独り 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
「んやぁ、ん、欲しいですッ。
お土産欲しい~ぃ、明太子食べたい~」
「じゃあ、旦那さんは?欲しくないのか?」
そう杏寿郎が
欲しいのは九州の土産だけなのかと
みくりに確認を取って来て
その 気のせいじゃなかったら
さっきまで 大人しくなってた感じの
杏寿郎の杏寿郎が…ッ
臨戦態勢になってるのは…自分の中に
あるのだから 分かり切ってる事で
「あっ、杏寿郎…そのッ、まだ」
さっきもした所で
まだ朝ご飯も食べて無いのに
またするのかと言いたげに
みくりが言葉を濁して来て
「俺よりも、朝ご飯の方が、
食べたいと言うんだな…君は」
そうしゅんとしながら
杏寿郎が悲しそうにしながら
その眉を下げて聞いて来るから
そんな顔するなんてズルいッ…と
思わずに居られなくて
「優しくて、カッコ良くて
素敵な旦那さんが、その、欲しい…デス」
「そんなに、土産欲しかったんだな」
「ちっ、…違う…しッ、お土産はっ
確かに欲しいけど、杏寿郎も欲しい…の…」
そう言いながら自分の中にある
硬く大きくなって来ている
杏寿郎のモノをみくりが
下腹の辺りと肛門の辺りに
力を入れてギュウウっと
自分の意思で中を締め上げて来て
「成程…、俺も欲しいと言う事だな?」
「今は、杏寿郎だもん」
「ハハハハッ、俺の奥さんは、
食いしん坊さんだな、おまけに
我が儘で欲張りさんだしな。だが…
そんな奥さんが俺は、たまらなく
可愛らしいと感じてしまって
仕方ないし、愛おしくて仕方ないんだ」
そのまま お互いの唇を求めあって
お互いの身体を繋いで
身も心もひとつなって溶け合う
快楽に2人で溺れてしまっていて
それに満足する頃には
すっかりおはようから
こんにちはの時間になっていて
どうにも 朝食を摂らずに
運動ばかりをしていたからなのか
空腹感を強く感じてしまって居た
起きた時に言って居た様に
杏寿郎が朝食と言うよりも
ブランチになりそうなそれを
キッチンで用意している音と
香りがドアを開けたままに
杏寿郎がして行ったから
こちらのベッドルームに漂って来る
「ねぇねぇ杏寿郎、
買って置いて忘れてたんだけどさ。
面白そうなの買ったんだよ、私」
「っと、それはいいが、
下着…は、着けてないのか?」
「だって、シャワーまだしてないもん」