第76章 ふたり 一人独り 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
※某アニメのパロみたいな感じですが
書いてる人はそのアニメは視てませんが
そのプレイ?の名前は知っている程度です
元ネタ知らないのでそれぽい事するだけですので
元ネタの流れとか知りません
「するに決まってるじゃん」
洗面所なのだから
歯磨きをしに来ているんだし
わざわざ聞く様な事でも無い様な事を
何故か杏寿郎が聞いて来て
こっちに手を差し出して来るから
「???」
「だから、するんだろう?
有名な話だろう?歯磨きプレイ」
歯磨き…プレイ??
寄こせと言いたげに急かされて
自分の歯磨き粉を付けた歯ブラシを
杏寿郎の手の上に置いた
歯磨きプレイってファンの間で
ちょっとしたブームになってた
あれだよね?
「さぁ、遠慮は要らないぞ?
俺が、磨いてやろう、ん?どうしたんだ?」
私の歯ブラシをこちらに
杏寿郎が向けて来て
突きつけられた歯ブラシを
みくりが見たままで固まって居て
「ん?口、開けないのか?磨けないだろう?」
食べさせて貰うんだったら
口を開けるのは一瞬だけど
歯磨きはそうは行かない訳で
彼の方に大きな口を開けたままで
歯磨きをして貰わないとダメ…だよね?
「何だ?歯を磨くだけだぞ?
昔、して貰っただろう?親に」
杏寿郎は仕上げ磨きの話を
してるんだろうけど
親に仕上げ磨きして貰うのと
杏寿郎にして貰うのでは
「…杏寿郎…その、優しく…」
杏寿郎 の歯磨きって割と
ガシガシ磨いてる感じだから
あんな勢いで磨かれたら
血だらけになっちゃいそうな気がする
「後…、奥の方の内側…、特に…そっと」
「何だ?注文の多い歯磨き店か?」
「奥の内側はダメなのッ…、
歯ブラシは小刻みに動かして
纏めて磨かないで1本ずつ、ソフトにでっ」
そう言えば前にドラッグストアに
ストックの歯ブラシを買いに行った時に
ヘッドが小さいのじゃないとダメと
言って居たか…確か
それにしてもかなり奥歯の内側にだけ
細かい注文を付けて来たな
「そ、それは…どうしてなんだ?」
凄い嫌そうな顔をして睨まれたんだが?
いや 現在進行形で睨まれてるんだが?
「そんなの、オエェってなるからだよ!
それ以外に何があるって言うのよ!」
ああ なんか聞いたことあるな
歯磨きすると吐き気する人が居るとか
「なんでそうなるんだ?」