第75章 ふたり　一人独り　前編　お相手：煉獄杏寿郎　現代パロ

杏寿郎は…知らないんだろうけど…

杏寿郎はお酒強いから
そうそうに酔ったりしないのに

どうして　あの夜に限って
異様なまでに酔ってしまって…

気が付いた時にはベッドの上だったんだろうけど

YouTubeにデスソースとか
メントスコーラみたいに
定番のアイテムとして出て来るんだよな

あれって

杏寿郎が唯花ちゃんに飲まされてたのって

スピリタス入ったヤツ…だって

スピリタスは
アルコール度数が９６％のお酒で

量を間違えたら急性アルコール中毒で
死んでしまうかも知れない様な
そんな危険性のある代物だけど

多分…そんな状態だから
その時はしてないんだろうけど…なぁとは

唯花ちゃんの話を聞きながら思ってたけど

それをネタにして二度目　三度目を
あの顔と身体で迫られたら
断わる方が難しいよね　
トップクラスの上の上の美人さんだし

MIUを飲みながらその事を思って居て

そんな普通は飲まない様な
スピリタスを唯花ちゃんが
どうして持ってたのかとか…とか

数人で一気飲みでもして

そのグラスの中に
スピリタスのカプセル入れて置けば

すぐに出来上がるもんね　

どんなにお酒に強い人だったとしても

スピリタスもカプセルも無色透明だから

一気飲みしてしまえば
異物感も気付かれないだろうし？
それまでにある程度飲ませて置けば
余計に分からないだろうし

一緒に居た人も潰して置けば
誰にも気が付かれない訳だし

飲んだ当の本人にも

飲まされた自覚すらも出来ないだろうから

本人が被害者って自覚がないから
それはいいのか悪いのか…
言うべきなのか言わないべきなのか…


じぃーーーーっと
みくりが杏寿郎の顔を見ていて

あの美人ばっかりのキラキラした
グループの中で誰が先に
杏寿郎を落とすかって遊びをしてるって
嬉しそうに話してたからなぁ唯花ちゃん

杏寿郎からしたら
やたらにこの頃美人に絡まれるなって
思ってたんだろうけど…

まぁ　杏寿郎は…被害者だけど…
いい思いも…してそうだ…な…

そう思うと　腹が立って来たから
言わないで教えないで置こうかな？

「俺が、後ろの席に
座る様になった理由の話なんだが。
いつもは、一緒だった伊藤と
講義の席、一緒じゃなくなっただろ？」

そう言えば何度か　隣に座ってたっけ…？

深層心理学の時に