第75章 ふたり 一人独り 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
求められている行動は分かるし
実際に表面から溶けて来てるから
舐めた方が良いんだろうけど
「ホラ、早くしないと、垂れるぞ?」
「杏寿郎のスケベ」
「それは誤解だろう?
俺は親切心で、アイスが溶けるぞと
君に言ってるだけだぞ?でないと
白いベタベタした液体で手が汚れるだろう?」
「だからぁ!アイスっ、アイスだからね?」
「舐めないのか?」
「舐めるよ、溶けて来てるしっ」
こっちが溶けて来た部分を
舌で舐め取っているのを
じっと見られている視線を感じるから
「見すぎっ」
「仕方ないだろう?
どうせ俺はスケベだからな。
っと、おふざけはこれ位にして、
食べたら行くか?」
杏寿郎はズルいよなぁって思う
スケベなんだけど
爽やかなんだよなぁ
「杏寿郎はさ、爽やかに
さりげなく、変態なスケベだよね?」
「ん?それは、君は
俺にどう反応して欲しいんだ?
褒めてるのか?貶してるのか?それは」
「褒めても無いし貶しても無いよ。
だって、事実だもん。さ、アイス
食べ終わったから行こうよ?杏寿郎」
自分も食べ終わったので
館内に戻ろうと提案すると
「なら、後でだな」
「後でって?」
「君にそう言う事を、
してもいいって事だろう?」
と言いながら向けて来る笑顔は
とっても爽やかな感じなのに
その口が言ってる内容は
後で さりげなく変態ちっくな
スケベな事をすると言う宣言でしかないから
「なぁ、みくり。
ここで、ちょっとだけ前払いを」
そう言いながら
スカートの上から足を撫でて来るから
「ちょっとっ、ダメっ、しませんっ。
お外はダメって言ったでしょ?」
そう言って その手を足から
退けようとするも
一瞬曇ったその顔を見て
触られてる位置を確かめると
電車の時に痴漢されてた時に
触られていた辺りだったから
そこから彼の手を退けようとしていたけど
フッとその力を緩めてしまって居て
そのまま 柱の陰なのを良い事に
キスも受け入れてしまって居て
彼に太ももを撫でられるままになっていて
「んっ、杏寿郎…っ、ここで
これ以上は…、流石に…ダメ…ッ」
止めて置かないと
エスカレートしそうな気がして
されるままにさせて置く訳にも行かないし
杏寿郎の手に自分の手を重ねて
杏寿郎の手を止めさせると
「後で…か?」
「んっ、後で…なら」