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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第75章 ふたり 一人独り 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



そのみくりの声と表情で
異常を察知して
俺がそうしているのに便乗して
みくりの身体に触れていた輩の
手を彼女の身体から引き剥がそうとすると

『なんだよ、お前っ、同族じゃねぇのかよ』

俺が彼女の身体に触っているのに
気付いていたのか痴漢をされても
大声を出さないのだと思ったらしく
そう言った女性を数人で囲んで
集団で痴漢をする悪質な例もあるとは
ネットニュースで見た事はあったが

その後に割と汚い感じの捨て台詞を吐いて
こっちもその車両に居るのは
居た堪れない感じになったので
そのまま 次の駅で降りて
向かいのホームに停まっている
同じ方向に向かう各駅停車の電車に乗り込んだ

「なぁ、良かったのか?」

さっきの痴漢を駅員に突き出さなくて
良かったのかと杏寿郎が尋ねると

「電車の中で、痴漢ごっこして
2人で遊んでたら、本物の
痴漢に遭いましたって駅員さんに言うの?」

各駅停車の車両は混雑はなくて
普通に座る事が出来て

「そ、それは…すまなかった…。
つい、手の触れられる所に
君の尻があったからな。普段のクセで…つい」

「そもそもそれが、問題なんだってばっ。
杏寿郎が、外でもお尻触ったりするからっ」

「触られたんだろう?身体に。
なぁ、みくり、俺が研修に
行ってる間だけでも、車で出勤した方が」

自分が研修に行っている間だけでも
電車ではなくて自家用車で
通勤をしてはどうかと言って来て

「んもぅ、大丈夫だってばっ!
杏寿郎は心配し過ぎっ。その間は、
女性専用車両乗るから、大丈夫」

「遠慮し過ぎて、乗れない女性も
多いらしいがな。女性専用車両」

みくりの性格なら
さっきも止める様に言ってたし

「でも、痴漢って
地味そうで大人しそうな
何も言え無さそうな女性を狙うって」

好みとかじゃないのかと思うが
中身はそれこそこんな感じだが

みくりは見た目は
おっとりとしてそうな
ふんわりとした雰囲気の大人しそうな
お嬢様系の見た目をしているから

もしかしてももしかしなくても
狙われやすい方…なのではないのか?

「って、杏寿郎何気に流したけど
お外で触るのダメだからね?」

「ちょっとだけ…、でもか?
でも、気にしてない感じだから安心したがな」

「杏寿郎が…、今は居るから…。
ひとりだったら、言えないかも…ね」
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