第75章 ふたり 一人独り 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
かなり好条件の物件だから
次までって保留したら
埋まりそうな気はするなぁ
冬はこたつでみかん
あの庭でバーベキューがいつでもできて
ウッドデッキもあったから
あのハンモックを置いてもいいなぁ
杏寿郎は書斎 いいなぁって思ってそうだしな
「あ、まだ、見てない部屋ありますよね?」
「残りのお部屋も、
ご案内致しますね」
2階には子供部屋になる
洋室が2部屋あるから
その部屋にも案内して貰って
「トイレが、2階にもあるんだな」
「お子様が小さい内は、特に
お二階にもおトイレのございます
物件大変オススメになります。
奥様のご妊娠中にも、安心ですし」
ああ そうか
妊娠中はおトイレ近くなるって言うし
大きなお腹で夜に階段の
昇り降りは危ないもんね
「引っ越しのタイミングとかも考えると、
妊娠してしまう前の方がいいな」
「もう、杏寿郎がここでいいならいいよ。
キッチンも広くて使いやすそうだったしね」
「ここにします」
それから 契約の手続きをする事になって
引っ越しは10月になるから
それまでのあっちの家賃を日割りに
してくれると提案してくれて
新しい家の家賃も日割りで
入居の対応をしてくれると言うので
必要な書類を受け取って
不動産屋を後にした
「思い付きだったが、思いの外
大当たりが引けた様だったな」
「それは、杏寿郎の引きがいいんだってば」
将来 子供が出来たら
どっちみちあのアパートは手狭だし
あそこからだと学校とか遠いから
引っ越しは遅かれ早かれ必要だし
ファミリー向けのマンションや
アパートの家賃と同じぐらいで
庭付きの一戸建てが借りられるなんてね
古い昭和とかの物件じゃなくて
新しい物件だし
「ねぇ、でも、杏寿郎。
数年しか住めないなら、その先は?」
「建てればいいだろう?家」
もう 凄い簡単に言うなこの人
「まぁ、あの家に住んで
自分達の家のイメージをするのも
いいのかもね。こんな所欲しいとか
便利な所とか変えたい所とか」
「家は3回建てないと、
気に入る家にならないと言うがな」
「家は1軒です」
「ははははは、流石に俺も3軒分の
住宅ローンはノーセンキューだ」
でも 結婚式だって
普通にしたら大変なのに
さらっと準備らしい事せずにしちゃったから
杏寿郎なら家も簡単に建ててくれそう