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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第74章 地味派手な彼女の秘密 お相手:宇髄天元 現代パロ



「ん?どうかしたのか?宇髄」

「てかさ、帰り駅前のマック行こうぜェ。
俺、腹減ったわ。月見食べねぇかァ?」

「それは行くしかないだろう?
行くに決まっている!
な?宇髄、君も当然行くだろう?」

駅前のバス停にバスが到着して

トンとひとり 先に宇髄がバスから降り立つと

「わっりぃ。俺、用事あるみたい」

ヒラヒラとふたりに手を振って
駅前の広場の方へと向かっていく

その後ろ姿を不死川と煉獄が見送って

「今日は、駅前の女の気分だとよ。
んじゃ、俺とお前で、マック行くかァ?」

駅前の女と不死川が言って

「まだ続いてたのか?駅前の彼女とは。
前に、別れたと言ってなかったか?
コンビニの彼女の前か?」

「んー?ああ、コンビニ?
そっちとは、今は別れて
あっちにも新しい彼氏居るんだとよ」

そう駅前の彼女の話をしながら
バス停からほど近いマクドナルドに向かう

お目当ての月見バーガーのセットを注文して

外側の通りに面して
カウンターの様になった座に
ふたりで不死川と煉獄が並んで座った

「駅前の方と、ヨリを戻したのか?」

「いんや、お互いに身体だけって…
聞いた気もしねぇでもねぇが。
俺も、どれがどれか知らね。
お前はどうなんだよ?
あの例のバスの彼女はよォ」

そう不死川が煉獄に尋ねると
煉獄がフライドポテトの長いヤツを摘まんで
フリフリと円を描いて回すと

「見ただろう?彼女は俺の事なんて
眼中になんて無い様に見えるがな?
彼女の視線は、俺達を見て居るか…
それとも、宇髄を見ているか…だからな」

「あいつばっか…でもねぇか。
お前もお前だわな、相変わらず。
お前の噂も色々聞くしなァ」

「で、不死川。宇髄の駅前の彼女は
どの駅前の彼女だ?」

マクドナルドの大きな窓から
駅へと向かって歩く
みくりの姿が見えて

「なぁ、煉獄」

「何だ?」

「お前さ、んな、変な所で遠慮しすぎ。
アイツに食わせて、飽きてからとかって
そんな口かァ?どうなんだァ?」

「不死川っ」

そう口調を杏寿郎が荒くしたので

「ヘイヘイ、実弥さんが
ナゲット奢ってやるから怒んじゃねぇの」

ふんっと杏寿郎が
ふんぞり返ると

「まぁ、怒らせたのもお前だろう?
実弥さん、ナゲット、ゴチになるぞ」

「ヘイヘイ、買ってくらぁ」



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