第74章 地味派手な彼女の秘密 お相手:宇髄天元 現代パロ
現実にそんな事が出来る訳じゃないから
せめて 妄想するだけなら…
許される…よね?
他の人が近くに居る状況で
いやらしい妄想に耽っていると言う
今のこの状況もまた
堪らなく厭らしいと思ってしまっていて
もう そんな事を妄想するのも
止めなくてはと思いつつ
もうちょっとだけと 思ってしまって
さっきまでしていた
妄想を続きを妄想する
インカメラに自分の顔を写さない様にしながら
ブラを自分の指の先に引っかけて
スルスルと横にずらせば
スマートフォンの画像に…
隠されて居なければならない部分が
顔を少しずつ覗かせて来るから
実際にしている訳じゃないのに…
そうしてるかの様な
妄想の中の景色の所為で
現実と妄想の世界の区切りが…
段々と失われて行くのを感じる
はぁ…と熱い吐息を思わず
自分の胸を腕で押さえて
寄せながらに空いている方の手で
口元を押えてみくりが漏らすと
その口元を押えていた手の
人差し指の先にチロチロと舌を這わせる
『んっ…ふ…ッ、はぁ…ん』
下にも胸の先にも
触れていないのにも関わらず
自分が興奮しているのを感じる
身体の内の熱を 飼い慣らせずに
堪らなくなってしまって
ちゅう…と指の先に吸い付くと
指の先を 自分の口の中に
出し入れする様を自分のカメラで納める
ゾクゾクッ……と背筋が震えるのを感じる
誰にも分からないとは言えども
こんな妄想をしている状況に
快感を感じてしまってるのだから
持っていたスマートフォンを
突然上から取り上げられてしまって
上を見ると 前の座席に
後ろ向きに座って居る
不死川の右手にみくりの
スマートフォンがあって
「ちょっと、そっちに
座ってもいいだろうか?」
「ああ、じゃあ、俺、こっち
お邪魔させて貰っちゃうわ。
いいよね?こっそりあんな事
一人で楽しんでたくらいだもん」
煉獄がひょいっと
みくりの足を跨いで奥へ座ると
通路側の位置に座って
私がここから動けない様に塞いでいた
宇随がこちらとの距離を詰めて来るから
宇髄から距離を取れば
奥に居る煉獄に近づいて
二人の間に挟まれ
逃げ場を失う様にして塞がれる
「俺達に、遠慮せずに続けてくれるといい」
そう右側から囁かれて
「そうそう、動画はちゃーんと
あそこから撮ってあるからさ?」