第73章 残りの結婚休暇の使い方 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
「折角、今日は関西から
わざわざ静岡まで来て貰ったんだ。
どうせだったら、夫婦の写真
あった方がいいんじゃないの?」
そう船長さんが
こちらに向けて手を出して来るから
どうやらスマートフォンで
写真を撮ってくれるみたいなので
船長さんに自分のスマートフォンを預けて
車エビを掬っている所や
お互いが掬ったワタリガニを持って
写真を数枚撮って貰って
21時から3時間と言うと
結構長いと思うのだが
その3時間は
獲物が掬える度にキャーキャー言って
賑やかにしても
貸し切りなので気兼ねする事もなく
自分達のペースで楽しむ事が
気さくな船長さんのお陰で出来た
漁港に戻ると船長さんが
食べきれない分のワタリガニと舌平目を
交換してくれる交渉を
別の船の船長さんとしてくれて
明日の朝食に食べる分の
車エビとワタリガニとギマ
それから交換して貰った分の舌平目を残して
残りの車エビはクール便で
全国発送してくれると言ったので
私の実家と、あの中条市のおじさんの所と
杏寿郎の実家の3か所に送って貰った
漁港に戻ると日付が変わっていて
迎えに来てくれた
グラングラリアの送迎車で
グラングラリアに戻ると
送迎車を運転してたスタッフの人が
えびすき漁の獲れたものを預かると
申し出てくれたので
そのままクーラーボックスを
その人に預けて自分達のテントに戻った
杏寿郎が自分の腕の時計を見て
「シャワーして、髪を乾かしたりしてたら
1時ぐらいになりそうだな」
「でも、楽しかったね?えびすき漁」
「ああ、そうだな。
あの気まぐれクックの動画を見ての、
問い合わせが大分あったみたいだな」
そう言いながらもうウッドデッキで
そのままシャワーに行くつもりで居る様で
着ている物を堂々と脱ぎ始めるから
何度も見てる 身体とは言えど
こんな解放的な空間で
服を脱ぎ始められてしまうと
どうにも視線をどうすればいいのかに
自分の旦那さんではあるのだが
みくりが迷ってしまって居ると
「どうしたんだ?奥さんも、
一緒にシャワー浴びるだろう?
早く君も着てる物を脱ぐといい。
まぁご希望ならば、素敵な旦那さんが
お手伝いをしないでも無いがな?」
そうニヤニヤしながら杏寿郎が
こっちに向かって言って来るから
「そんなお手伝いして貰わなくても
自分で脱げます~ぅ、だ」