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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第73章 残りの結婚休暇の使い方 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



その近辺で昼食を済ませて
遊覧船の乗り場に向かった
フラワーパークの港から
1時間毎に出航しており
約30分間の湖の上の旅を楽しめる

遊覧船は2階建てで
2階は見晴らしのいいデッキになっている

「ミシガンに比べたら、可愛らしい船だね」

定員が150名だという船は
可愛らしいサイズ感だ

「ああ、まぁ、ミシガンや
クインテットに比べたら可愛い感じだがな。
ミシガンは787名が定員だからな。
勿論、2階のデッキに向かうだろう?」

遊覧船に乗船して
1階の後方にも湖面が近い
デッキになっている部分があるが

船の最後尾に真っ赤な外輪がついて居て
水車の様にクルクルと回っているのが
アクリル板越しに見えるから
湖面の眺めよりも小さな子供達は
クルクルと回転する外輪の方に
吸い寄せられていて

ふらふらとそこにみくりも
小さな子の流れについて一緒に
引っ張られて行っていたので
むんずと服を掴んでこちらに引き寄せると

「あの外輪は、機動力は無いらしいぞ?」

「え?あれで動いてるんじゃないの?」

「上、行くだろう?今日は天気もいいし
絶好の浜名湖遊覧日和だからな」

遊覧船は館山寺温泉のシンボルでもある
浜名湖浮見堂の見える場所を出発して

「杏寿郎、パルパルの観覧車
浮見堂の奥に見えるよ」

「ああ、そうだな。昨日乗ったな」

館山を右手に見ながら船は進んで行く

「あっちに館山が見えるだろう?
そこに、ああ、見えるな。
あそこに、ほら、大きな岩があるだろ」

そう言って館山にある
湖面に面した位置にある大きな岩を指差して

「かつて、西行があの岩に座って
修行をしたと言われている西行岩だな」

船はこの遊覧コースのメインだと
思われる浜名湖の上を通っている
東名高速道路の橋の方へと近づいて行って

「杏寿郎、見て見て」

「いや、見ろと言って貰わなくても
見えてるからな、見てる見てる」

「船で橋の下通るんだね、ワクワクするね」

そう言いながら段々船が橋に
近付いて行くのを自分の
スマートフォンに動画で納めていたので

「杏寿郎も、撮らないの?」

「ああ、そうだな、撮るか」

自分のスマートフォンのカメラを起動して
嬉しそうに橋を撮影している
奥さんの姿をスマートフォンに納めて置いた

「ねぇ、杏寿郎、いい感じに撮れた?」


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