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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第73章 残りの結婚休暇の使い方 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ


ラッコの話については
割と近い時に調べたから
内容が詳細なのだと言って来て

そのまま 園内をぐるっと
動物を見て回ると
孔雀や鳥類を展示しているケージの前で

孔雀の羽は構造色だと言う話をして来て
その色が鮮やかな色は実は色は無いのだと
そのメカニズムの話をしてくるが
構造色の例にCDの裏面やシャボン玉
アワビの内側のキラキラしてる所が
そうなのだと言って来るから

「色が無い?七色の様に見えるが」

「構造色は色が紫外線で褪せる事がないから、
タマムシとかモルフォチョウとかの
標本はいつまでも綺麗なままでしょ?
今は研究が進んで構造色は
インクとか、繊維だったり車の塗装にも
構造色の原理は応用されてるらしいよ?」

「でも、中々羽を広げてる姿を
この目に見るのは難しいよな」

「あるよ。孔雀があの羽を広げてる所
スマホに画像あるから送るね。
前に、いとこのあの2人と
動物園に行った時にたまたま撮れたの」

ケージの中で歩いてる孔雀が
あの羽を開くのを見る事なんて無かったが
みくりは見た事があると言って来て

「あれを広げるのは、
雌への求愛の為なんだろう?」

「繁殖の時期だけしか生えてないし、
その時期が過ぎたら抜けちゃうんだよ?
また次の年のその時期には生えそろうんだって」

「毎年、あの羽は生え変わるのか…。
知らなかった…な。それも調べたのか?」

みくりがここと
孔雀の生態と構造色と書かれた
手書きの説明文を指差して来て

「トライやるウィークの子が
書いた、孔雀に関する豆知識みたいだよ」

「そうだたのか、普通に話してたから
そうだと思ったが…ん?」

いや 危うく騙される所だったな
説明文に書かれている内容に
みくりが自分の知っている事を足して
話して来ていたのかと
その文章を流し読みして気付いたのだが

次の動物のいるエリアへ移動しながら
みくりに向かって声を掛ける

「その、学校でも教えてくれない
雑学はどこからなんの為に仕入れるんだ?」

「ああ、無駄だからかな?
学校の勉強で要る様な、文法とか
公式とも関数でもないし、知ってても
知らなくても生きてくには必要ないでしょ?」

それは 若干マニアックな知識だから
なんじゃないかと思わない事もないが

「でも、なんかね、偶に役に立つの」

「立つのか?」


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