第73章 残りの結婚休暇の使い方 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
何だかんだ言って
私は杏寿郎に甘いんだろうなって思う
朝からそのまま彼に抱かれて
「その顔は、物足りない…の顔か?
納得ができない…の顔か?みくり」
自分の腕枕の上に乗せていた
みくりの頭を杏寿郎が撫でる
終わったら終わったで
隣で自分の腕に収まっている
みくりが何とも言えない顔をして
むくれッ面をしているから
「別に…何でもない」
「何でもない…の顔じゃないだろ?それは」
半分寝ていて 夢見心地の間に
ある程度の事を済まされていて
眼がしっかり醒めた頃には
そうする所から…なのだから
みくりとしては
自分の意識が
そっちにスイッチが入る前に
始まってるし終わってるんだから
正直置いてけぼりになってる
気がするんだろうが
「もう一回するか?」
「ええっ?もう一回?い、いいよそれは」
納得できないなら仕切り直しをと
申し出てはみたが 断られてしまった
「まぁ、そうは言ったが。
今からしてたら、途中で
朝食も届くだろうしな」
そう杏寿郎が言って
むぅっとそれはそれで
ご不満らしい奥さんの
前髪をそっとかきあげて
ちゅ…と額にキスを落とした
「ん、もう…キスで誤魔化さないでっ」
「でも、ご機嫌斜めなんだろう?
俺の可愛い奥さんは、物足りなかったのか?」
そう言いながら 額から瞼に
瞼から目尻 目尻からこめかみ
鼻の頭にとキスを次々に落として行く
「最後まで…とは行かないが…。
君をそうする位の時間ならあるぞ?」
そう杏寿郎が言って来て
私をそうするってどうする時間?と
みくりが疑問に思って居ると
ちゅ…と 唇にそっと触れるだけのキスを
杏寿郎が落として来て
そのまま啄む様にして何度もキスをする
チュウ…っと リップ音を立てながら
唇で唇を挟んで吸われてしまって
スルスルと杏寿郎の手が
太ももと太ももの間に滑り込んで来て
そのまま指先がさっきまで
彼のモノを受け入れていた膣口をなぞる
クチックチュ…と濡れた入口が
なぞる度に水音を立てて響かせて
そのソコに残った蜜を指先に絡めると
まだ芯の熱が冷めきってない
みくりのクリトリスの
包皮をずらして蜜を擦り込んで来るから
硬くなったソコが擦られて
灼熱感にも似た快感がそこから生じる
「ふあぁんっ、やぁ、剥いちゃ…ッ…」