第72章 残りの結婚休暇の使い方 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
ザァアアアッっと出したままにしていた
シャワーが壁と床を濡らして
お湯が勿体ないと言う気持ちも
すっかり頭の隅にも残らなくなって居て
「みくり…、ここで
このまま、そうしたい…所だが。
俺としても、じっくりと君を
堪能して楽しむ余裕が無さそうだからな」
人のまたぐらでこの人は
一体何が言いたいのかと
思ってしまわなくもないけど
そう言いながら杏寿郎が
熱の込もった吐息を吐き出して
自分の竿を自らの手で扱き始めて
「一回…、無駄にしてもいいだろうか?」
「んっ、やっ、それ…ッ、
私の…ッ許可居るの?」
「俺は君の旦那さんで、
君は俺の奥さんだろう?
俺のこれは君のじゃないのか?」
ここも私ので
ここから出る物も私のって事?
「だったら…、そのまま…」
金曜日の夜の時みたいに
その衝動毎 彼を受け入れてもいいのに
「それは、ダメだ。…今、そうしたら。
君の中で…出してしまいたくなるからな」
決めた事も守れなくなると
そう杏寿郎が言って来て
確かに今日だって
妊娠しやすい時期なのだから
しばらく二人だけで居たいなら
避妊しないと…と言う意味なのだろうが
そんな事を私が考えている間も
杏寿郎が切なそうに顔を歪めつつに
自分の物を自分で慰めているから
一緒にそうなりたいって言ったのと
今の現実が合ってない気がしつつ
今 一緒に彼とそうすれば
妊娠してしまう可能性が高い訳で
自分でも ああ言いつつも
矛盾ばかりが生まれて来てしまう
赤ちゃんが欲しいって思う気持ちも
ふたりだけでまだ居たいって気持ちも
どっちも嘘のない自分の気持ちで
「杏寿郎…、自分でしちゃうの?
ねぇ、それ、手伝わせてくれないの?」
見てるだけで居るのも
目を逸らすのもおかしい気がして
何とも言えない
わびしい気持ちになってしまうから
自分の前に膝を降ろしていた
杏寿郎を立たせて
自分と位置を交換すると
彼の前に屈んで膝を着いて座ると
「ねぇ、杏寿郎…、自分の手、除けて?
私がする…から。させて欲しいの」
「いや、だが…まだ、
ここも、どこも洗ってない…んだが」
ムッとみくりが顔を顰めると
杏寿郎の言葉を無視して
さっきまで彼が扱いていた
彼のモノを自分の口と舌を使って
吸い上げながら 口に含むと
ゆるゆるとしたリズムで口で扱き始める