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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第72章 残りの結婚休暇の使い方 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ


元はと言えば
きまぐれクックを見て
浜名湖に来たいと言ったんだ

きまぐれクックでお馴染みの
あの市場に行けるんだったら

行ってみたいと思うよな?

「変な魚おじさんの
ふぐの干物買いたいんだけど?」

「俺も、それは食べてみたいな」

そう寄り道先が永遠に決まりそうに
無かったがあの動画に出て来る
変な魚おじさんのフグの干物は
正直一度食べてみたいと思う

「食堂とかもあるんだよね?
美味しいお魚食べられるかな?」

そんな話をしていると
部屋の内線電話が鳴って

弁天島のオーベルジュまで
夕食に行くのに送迎をしてくれるそうだ

「うなぎってお寿司とひつまぶしと
うな重とかのイメージしかないけど。
鰻の創作料理って、どんなのかな?」

弁天島のオーベルジュへは
何故か白いリムジンが送迎に来てくれて

「リムジン?あ、あっちの車かな?
オーベルジュの方は結婚式出来るし」

「元はと言えば、今日は
食事にしても宿泊にしても
予定外だからな。でも良かったのか?」

「ああ、成瀬さんの事?
いいよ、あっちから今回の事は
言い出して来たんだもん。
前においでって言われてたの、
すっかり忘れてて、行ってなかったから。
それを、そのままにして置く方が
あの人の場合はダメなんだよ」

送迎に来たリムジンに乗り込んで

「ねぇ、杏寿郎。パリピぽいよ?
結婚式というよりは、これで
パーティー出来そうだよ?
風船沢山あるよ?後、
スパークリングワインもある」

「いや、あの人がしそうな事だが」

「凄いね、お金持ちにでも
なった気分だよ。ねぇ、ワイン開けて?」

時間が早いなと思って居たが
これを飲んでる間
しばらく周遊してくれると言うので

みくりに強請られて
スパークリングワインの栓を抜くと

用意してあったグラスに注ぐ

「乾杯」

「ああ、乾杯」

これが自分が用意した物だったら
はしゃぐ彼女を見て飲む
スパークリングワインも美味いだろうが

あの人らしいチョイスの
これまたそこそこいい値段の

スパークリングワインの
味がイマイチに感じるのは

俺があの人に苛立ちに似た感情を
刺激されているからだろうが

「これ、美味しいね。甘過ぎ無くて
酸味も立ちすぎてないし。飲みやすい」

送迎の時点でこれだから
夕食も期待しても良いかもな味は

はぁと杏寿郎はため息をついた
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