第72章 残りの結婚休暇の使い方 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
祈祷用の護摩札に自分達の名前を記入する
炎が高く上がるお焚き上げを
こんな近くで見る事は無かったので
燃え盛る炎が気になってしまって
御祈祷して貰ってる間
そればかり見てしまって居て
御祈祷の後に
子授けのお札とお守りを買って
お寺を後にした
車に乗り込んでから
「普通の御祈祷しか受けた事なかったからさ、
護摩祈祷初めてだったから、驚いちゃった。
杏寿郎は、あるの?どんど焼きはするけど
あれも自分の家で焼くだけだし…」
「まぁ、ご利益があると良いがな。
さて、遅くなり過ぎたな。昼にするだろ?」
と言ってもちょっと離れてるから
浜名湖の方まで戻るけどなと言われて
ランチタイムのギリギリぐらいの時間に
店に入る事が出来て
時間が時間だったから日曜日だけど
空席の目立つ店内でゆっくり
ふわふわの脂の乗ったうな重を頂いた
「浜名湖の鰻、かねこさんが
美味しいって言ってたけど、美味しかったね」
「そうだな、他の鰻が食べれなくなりそうだと
言って居ただけの鰻だったな。
夕食も期待して良さそうだな、これは」
「ねぇ、杏寿郎。これからどうするの?
このまま真っすぐ向かっても
チェックイン出来そうな時間だけど」
「浜名湖らしい所に、
寄ろうかと思ってるんだが?」
そう言って杏寿郎はどこかへ
向かって走り始めて
そんなに走る事なく目的地に着いたが
どんとそびえる大きな白い壁の建物には
デカデカとうなぎパイと書かれていて
「ツアーでの見学は時間が難しかったが、
パネルとかでも製造過程の見学は
出来るからな。うなぎパイの工場だ」
「海鮮煎餅の工場みたいな感じね」
工場見学の受付で名前と人数を記入すると
見学は無料なのに工場見学の
お土産のうなぎパイを貰ってしまった
その先へと進むと
うなぎパイの出来るまでをパネルで説明してあって
2階の上がると工場の生産ラインと
パッキングのラインを
見学する事が出来る様になっていた
その先では検品をしている人の姿があり
うなぎパイの出来るまでを
無料で見学する事が出来る
カフェも併設されているが
コロナの感染拡大で今は営業してないそうだ
みくりが職場の部署のお土産に
うなぎパイを買いたいと言ったので
自分の分も一緒に買って
家に帰る日に着くように郵送の手配をして置いた