第72章 残りの結婚休暇の使い方 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
そして迎えた
2022年の8月21日の日曜日
普通に目的地に行くなら
3時間半位でいいのだが
杏寿郎がある場所へ行きたいと言ったから
もう1時間移動に追加して
昨日話しをしていた子宝や安産に
ご利益のあると言う岩水寺に向かう
昨日はああは話はしたけど
参拝するのは意味があると言ったので
こっちとしては
いつできてもおかしくないと思うし
もう既に出来ていてもいい気もするから
そこのお寺のご本尊は子安地蔵尊で
特に女性の妊娠や出産にご利益があるらしい
と言う話を今 隣の運転席の人から
熱心に話を聞かされている所なのだけど
昨日調べていたと思ったら
そのお寺のあらましも見ていたらしく
熱心に話をしていたが
あまり興味が無かったので聞き流しつつ
聞いて居たのだけども
直接手を合わせた人の元へ出向くと
伝えられていて
寺を抜け出す度にそのお衣が擦り切れるので
60年に一度衣替えをするのだとか
普通に着物を着てる仏像と言う方に
興味を惹かれつつ
でもわざわざ出向いてくれるのであれば
遠いから来て貰うのは心苦しいので
浜名湖の滞在中にお願いしますと
そうでなければご足労をお掛けする訳には
参りませんとお伝えしなければと
本来の目的ではない
別の目的を持ってしまいそうになるが
流石に車では来ないだろうし
車でも4時間半の距離なのだから
丁重にお断りをしなければと
そんな事を考えていたら
「みくり?どうかしたのか?」
「いや、別に何でもない。
どうお断りしようかと内容を考えてたの」
俺がその子宝にご利益のある
岩水寺の話をしたら
何故か隣のみくりが何かを
思案し始めてしまって
それも何かを断わる口実を考えている様で
「ねぇ、杏寿郎。
次のパーキングエリア止まってよ」
みくりがハンドルを回す仕草をして
運転を交代すると申し出て来て
高速道路を運転するだけなので
運転を交代して貰う事にした
行くだけで4時間半だから
あっち着いたらお昼前だな
「ねぇ、杏寿郎お昼ご飯は…?」
「勿論、うな重だろう?浜名湖だからな」
夜はオーベルジュで鰻のコースだから
鰻鰻してるけども オーベルジュで
うな重は出ないだろうから大丈夫だろうけど
岩水寺について参拝する
十二時からの護摩祈祷で
御祈祷をして貰えるらしく