第71章 残りの結婚休暇の使い方 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
「ああ、産婦人科もね個人の所の方が
お客さん商売だから、そう言うのを
取り組んでる所が多いみたいでね?
ちょっと、ここから通うのに
遠すぎない範囲では、探してるんだよ?」
妊娠したら当然出産するんだもんな
生まれるのは来年だし
先の事だと 何もその辺りを
考えもしてなかったな
いや 自分が産む立場なんだから
みくりがその辺りの事を
考えるのも当然と言えば当然だな
妊娠中の旦那に父親の自覚が無さ過ぎて
腹が立ちますみたいなの良く見るもんな
女性は妊娠したと気付いた瞬間から
嫌でも母親の自覚を持つ訳だしな
その辺りのお互いの認識の違いも
こうも浮き彫りにされると
俺の考えが至らなかった部分と
気持ちが先に行き過ぎていたと
反省するしかないのだがな
「俺も、まだまだだな。
父親になるのは早いと言う事か」
「え?何それ?
杏寿郎は子煩悩そうだけどね~、
子育て、協力してくれるでしょ?
慌てなくてもいいよ、した事ないんだから。
出来なくて当たり前だよ、
お父さんお母さんにちゃんとなるのは、
生まれてからだもん。
赤ちゃんと一緒に、お父さんとして
お母さんとして一緒に成長すればいいんだよ」
みくりがそう言って
ね?とこちらに笑顔を向けて来るから
生まれて来た赤ちゃんと
一緒に成長して行けばいいと
そう言ってくれるのなら
それも悪くないと思ってしまう
「君らしいな」
「らしい?」
「ああ、実に君らしい」
「お父さん?パパ?お父ちゃん?」
「何なんだ?急に」
「いや、どう呼ばせたいのかと」
「父と母じゃなくていいのか?」
「私はアーニャみたいな子は産めないよ。
私みたいな子か、杏寿郎みたいな子しか。
あんなドピンク頭が生まれたらビビるし」
いや 問題は髪の色だけなのかと
思わずツッコんだ方がいいのかと迷ったが
「とりあえず、俺もシャワーをして
明日の用意でもするか」
そう言って
さっさとシャワーをしに行ったので
もう杏寿郎は迷ってる様子もなくて
納得が自分の中で出来た様だけど
今回の旅行は子作りはしないと
言う方向で同意したので
私達の妊活は10月からになりそうだけど
かと言って
最近は厳密に避妊もしてないから
さっきだって付けないでしてたんだし
最後は外だったけども
自然に出来ちゃうかも知れないけど…