第71章 残りの結婚休暇の使い方 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
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「大丈夫か?頭痛むのか?」
終わった後にそのままソファで
ゴロゴロとしながら
無意識にこめかみを押さえていたのを
見ていたようで声を掛けられてしまって
「んーー、ちょっと痛むけど。
いつも、すぐ治まるから、大丈夫。
大した痛みじゃないし、
イキ過ぎた時になるだけ」
「俺の知ってる人にそれの酷いヤツ
で、悩んでる奴が居たがな。
性交時頭痛…、男性の方が多いらしいぞ?」
キョトンとした顔をしながら
そうなの?とでも言いたげに
こっちをみくりが見ていたので
「もう治まった感じなのか?」
「うん。ずっとでもないよ?
偶になる、くらいだけどね。
何?何か頭の病気とか疑ってる?」
「いや、あの乱れ様なら仕方ないとも思うがな」
「杏寿郎、シャワーは?すぐに浴びる?」
「明日の用意するんだろ?
先に浴びて来てもいいぞ」
あまり引き留めると準備もさせて貰えないと
文句を言われかねないからな
バスルームへ向かったみくりの姿が
見えなくなったのを確認すると
正直 いざいいよと許可を出されてから
そうするのを惜しんでる自分が居るのは
嘘じゃないから否定は出来ないでいる
その話をし始めた時に
みくりの方は
子供は1年ぐらいは見送ってもと
話してたのを思い出して居て
さっきも ネットで調べてみたが
割と最初の1年は夫婦だけでって
考えてる夫婦が多いんだって事も分かったし
あの頃にもっと自分の考えを
みくりに受け入れさせるんじゃなくて
夫婦で話し合えば良かったなと思う
まぁ 結婚する前に
妊娠してしまうカップルも多いのだから
そっちは選びようが無いには無いんだが
今は今で子供を作る事に
しぶしぶながらに
俺がしつこいから仕方なく
了承していた感じだったのが
その気になってるみくりに
当分は見送ろうと言うのも
それはそれでおかしい気がするし
我ながら意見が
180度変わってしまって居るから
矛盾してると怒られてしまいそうだな
大正時代のあの頃のみくりからすれば
欲しくて迎えたくて仕方ない子だろうしな
あの時自分が出来なかった事を
その子にしてあげたいと
みくりは思ってるんじゃないかとか
そう考えると心苦しくも感じるな