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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第71章 残りの結婚休暇の使い方 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



おいでと身体を引き寄せられて
杏寿郎の膝の上に乗せられてしまって
すっぽりとそこに納まってはみたが

そうされてしまったら
当然動けないので
明日の用意をするもなにも
あったもんじゃないんだけども

「ご不満そうだな、奥さん」

「だって、誰かさんが邪魔するからじゃん」

「あの場で、俺が君をバスルームに
引っ張り込まなかった事を
俺としては奥さんに評価して貰いたいがな?」

こっちが不満そうにしたからか
杏寿郎も不満そうに返して来て
そうしないでちゃんと我慢したんだから
これ位は許してくれとでも言いたげだ

「もうちょっとだけ…いいだろう?」

後ろから包まれる様に抱きしめられて
項の辺りに顔を埋めて来るから

「ねぇ、いつも行ってるサロンの
担当の人がさ。杏寿郎がカットするんだったら
カットモデルして貰いたいって言ってたよ?」

「俺はこのままでいい」

「ええ?自分から聞いて来たのに?
でも、絶対似合いそうだけどな、短いのも」

「その、…来月の事なんだが、な」

言い出しにくそうにしながら
杏寿郎が来月の話をして来て

「うん?来月がどうかしたの?」

「木崎先輩と一緒なんだが、
九州にあるうちの支社にリーダー研修を
受けに行く事になっててな、その…。
5日ほど、研修で帰って来れないんだが」

木崎先輩も杏寿郎も将来を期待されてるもんね

リーダー研修は毎年あるけど

今年は九州なんだ


って5日程 ひとり??


「ええっ、その間、ひとりっ?」

「その間に好きな動画観ようとか、
ひとりだからご飯適当にすませようとか。
君の事だから考えてるんだろうが。
ちょっとは俺が居ないんだから、
嘘でも寂しいとか言ってくれてもいいだろう?」

身体を杏寿郎の方へ向き直ると
自分の顔を杏寿郎の胸の辺りに
押し付けて鼻から息を吸い込めば

杏寿郎の匂いがするから

「なぁ、みくり。
凄い、吸われてないか?気のせいか?」

「嗅ぎ溜めとこうかと思って、今から」

「流石に、来月の後半だから
今からは早過ぎ無いか?みくり」

「ひとり…ぽっち?」

「ひとりぼっちじゃないのか?」

「ヤダっ、ひとりぼっちの方が
寂しい感が増すからヤダっ」

「どっちにしても、ひとりには
違いないだろう?同じじゃないのか?」

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