第71章 残りの結婚休暇の使い方 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
「あ、ああ、そうだ!まだ時間あるし、
予定が1日早くなったし?
私、荷物の用意して来るね?」
そうわざとらしくそう言って
そそくさと立ち上がって
ベッドルームの方へ向かおうとするから
そのみくりの手を
杏寿郎が掴んでそれを止めると
「どうしたんだ?奥さん。
俺にやましい事でもあるのか?」
「やっ、やましいなんて、無いよ。
手、放してってば。用意しに行くだけだし」
「なら、話してくれてもいいだろう?
それとも言えない様な事なのか?」
「ああんっ、もう!言えばいいんでしょ
言えばっ、大したことじゃないもん」
そう言って 自分がまだしていない
妊娠中の浮気の心配を
嫌でもしてしまう様な話を聞かされた話を
みくりが杏寿郎にして来て
「その間の期間はさ、やっぱりホラ…
いつも通り~、とは行かないでしょ?
その、あっちの方が…さぁ?」
食欲も旺盛だけど
あっちの方も旺盛な感じだから
妊娠中はその辺りも
いつも通りと言うか今と同じと言う訳には
本にも妊娠中の夫婦生活は
浅めでソフトを心がけるってあったし
お腹の赤ちゃんに
気を遣いながらそうしたとしても
そもそもに居ると意識すると
事に及ぶ気すらも起きないかも知れないし
普段の行為とは真逆の行為で
彼はそれで満足するのかとか…
気になってしまうのですが??
まだ 妊娠してないんだけど…ッ
「だからといって、全くしないのも、
夫婦なんだしおかしい気もするが…な。
俺がどうこうと言うよりも、
君自身の体調と、子供を優先させるのが
普通なんじゃないのか?」
そう 普通な感じに言って来たので
え?昨日の貴方と別人?と思わなくもないけど
生殖と快感を求めないのなら
コミュニケーションだけがそこに残って
その行為の形に無理にこだわる必要も
心配する必要も無い様な気がして来た
「うん、そうだね、
気にしても仕方ないのかも」
「俺は、嬉しいがな!」
「嬉しい?」
「合意してくれたんだからな、君が。
俺の子供を妊娠して、産んで、一緒に
育ててくれる事を望んで貰えているんだと、
俺はそう解釈してるんだが?」
「そっ、それに関しては間違いじゃないけど」
ニコッと笑顔を
杏寿郎がこちらに向けて来て
「なら、これ以上喜ばしい事は無いだろう?」
その手でスリッと下腹部を撫でて来る