第71章 残りの結婚休暇の使い方 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
みくりが冷凍庫にストックしてる
冷凍の白ご飯を持っていたので
自分もそれでいいと言った
尺半月盆の上に出来た朝食を
小皿に盛って並べるだけで
出して移しただけの朝食が
旅館の朝食の様に見えるから不思議だ
メインのアジの開きと
厚めに切った玉子焼き
刻みオクラのもずく酢に
冷ややっこと納豆
スライスした玉ねぎのお味噌汁
常備菜のミニトマトの煮びたし
手前に箸と袋入りの味付け海苔を添えれば
どこかの旅館の朝食でも出せそうに見える
まぁ 見た目だけだけどもね
コーヒーを飲んで新聞を読んで
寛ぎながら待って居ると
キッチンからみくりが
朝食の準備が出来たから
テーブルを消毒して欲しいと
声を掛けて来て
まだそんなに時間も経ってないのに
朝食の用意が出来たらしく
読みかけにしていた新聞を適当に畳むと
言われた通りにテーブルをアルコールの
スプレーをしてペーパータオルで拭き取った
「はい、杏寿郎朝ごはんね。
お茶淹れてるよ、今日は和食だしね」
「朝から豪華だな」
「そう?冷蔵庫にある物を
小鉢に入れただけだよ?
はい、これが、ほりにしのチャーハン」
温め直したほりにしのチャーハンを
みくりが杏寿郎の前に置いて
そう言えば昨日食べると言って置きながら
食べず終いだったのを思い出した
朝から残りのチャーハンと
おかずも白いご飯が進んだから
全部食べてしまってから後悔しても
仕方ないのだけども
片付けは俺がすると申し出て
洗い物をしながら
リビングで動画を見ている
みくりの方に目を向ける
「何か面白い動画あったか?」
「え?えびすき漁の動画見てた
沢山、すくえるといいね?車エビ」
朝食の片付けが済むと
杏寿郎はジムに身体を動かしに行ったから
その間に家の掃除とお風呂場の掃除を
して置こうと思って
掃除機を取り出して掃除機を掛ける
リビングとキッチンとベットルームに
掃除機を掛け終わって
お風呂とトイレの掃除をする前に
ちょっと冷えた水でも飲もうかと
リビングのソファにみくりが腰を降ろすと
LINEでも確認して置こうかと
自分のスマートフォンを手にすると
成瀬さんからLINEが来ていて
その内容を見て慌てて
折り返しの電話を掛ける
「すいませんっ。成瀬さん
LINE、今気が付きました…ッ」