第71章 残りの結婚休暇の使い方 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
元はと言えば
今回の浜名湖への旅行は
気まぐれクックのえびすき漁の動画を見て
浜名湖に行きたいと自分が言って
えびすき漁は5月~9月だから
杏寿郎が今月の予約が取れたら
行こうって言ってたから
そう たまたま
たまたまなだけだ
自分のそうなり易い時期と
旅行の日程がピッタリと重なってしまったので
これじゃあまるで…その旅行なんじゃとかって
思ったりもしなくもないけど
っとそんな事ばかり考えてたら
また前みたいに指を切りそうだ
結局多めに作って置いていた
ほりにしのチャーハンを昨日
杏寿郎が食べる余裕はなかったので
冷蔵庫に入ったままだったそれを
朝ご飯として出す事にした
アルミホイルを敷いて
トースターでアジの開きを焼きながら
冷蔵庫に買い置きしてある
もずく酢の中に
冷凍庫に置いている刻みオクラを加えて
野菜室から玉ねぎと青ネギを取り出して
玉ねぎはスライスにして味噌汁に
青ネギは小口切りにする
その小口切りにしたネギは
小分けのパック入りの豆腐の上に
鰹節と一緒に乗せて冷ややっこに
「納豆は居る~?」
冷蔵庫に卵を取りに来たついでに
冷蔵庫の前から杏寿郎に声を掛けると
「ああ、食べる」
そう声が返って来たので
後は杏寿郎が自分の好みに
何を入れて練っても良い様に
パックから小鉢にだけ移した
おじさんの所からは定期的に
ミニトマトが届くから
常備菜として作ってある
ミニトマトの煮びたしも
ガラスの小鉢に盛ると涼し気に見える
卵3個で 玉子焼きを作ると
丁度玉子焼きが焼き上がる頃に
トースターのアジの開きも焼き上がるから
「でもさ、杏寿郎。昨日のチャーハンと
納豆も食べるの?もう移しちゃったから
食べて貰わないと、私は納豆食べないから
困るんだけどさ。白ご飯もいる?」
「この匂い、アジの開きもあるんだろ?
白ご飯が居るに決まってる」
「どうする?冷凍庫の白ご飯でいい?
それとも、パックのご飯チンしようか?」
昨日は夜にご飯をセットして寝て無かったから
白いご飯は朝から間に合わないので
冷凍庫にストックしている
1食分毎に小分けしたご飯を解凍するか
それとも保存して置いてある
パックのご飯がいいかと聞いて来るから
「冷凍庫のご飯でいいぞ」
「そう?じゃあ解凍する」
自分はそっちを食べるつもりで