第71章 残りの結婚休暇の使い方 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
「おはよう。みくり。
週末はどうする?一日家で過ごすか?」
浜名湖には22日に出発するから
この週末をどうするかと
杏寿郎は聞きたいらしく
「おはよう、杏寿郎」
「昨日は無理させてしまったか、
途中で目覚めなかったもんな。
身体はどうだ?大丈夫か?」
無理をさせた自覚あるのかと
思わなくもないけど
それを許可した手前言いにくくもある
「この土日はするのを、控えないとな」
いやそれを昨日控えなかった人が言うのかと
言いたくなって飲み込んだ
杏寿郎は元から回数が出来るから
数日控えるのはどれだけ意味があるのか
私には分からないけども
「子作りセックス…だもんな。
朝食が済んだら、ジムに行って来る」
「あ、はい、どうぞ」
もうこの人は何を整えるつもりなのかと
聞くのも恐ろしいから聞かない事にした
もそもそと身体を動かして
ベッドのシーツを外すと
ついでだから丸洗いできる
肌布団だし 部屋にお互いの匂いが残ってるから
窓を全開にして 部屋の消臭スプレーをして
そのシーツと布団を抱えて
洗濯機に放り込んだ
「なぁ、みくり」
キッチンでコーヒーの用意をしている
杏寿郎が洗濯機の前にいる
みくりに向かって声を掛けて来て
「何?杏寿郎」
「自然に妊娠する確率は3割って
話、してただろう?あれは、1回で
って意味か?それなら3回以上すれば
100%じゃないのか?」
「いや、回数の問題じゃないと思うけど」
「1回でも10回でも、同じか?」
「気になるなら、自分で調べてよ。
朝ごはん適当に作るから、杏寿郎は。
座って調べ物でもして待ってて」
そう言ったからなのか
スマートフォンを持って
杏寿郎が調べ物をして居て
「排卵日の2日前が一番妊娠する
確率が高いんだな。2日前か」
さっきの子作りセックスって言葉が
脳内でグルグル回って居て
浜名湖ベイビーになるのかと思うと
正直複雑な気分になるのはどうしてだろう?
行きたいって言ったの私だけど
「22日か、丁度良かったな」
私の生理周期はキッチリの28日型なので
もうそのつもりで旅行の日程組んだんじゃって
「ねぇ、杏寿郎…今回の旅行ってさ」
「まぁ、そうそう上手く行くかは
天の神様ぐらいしか分からないだろうがな」