第71章 残りの結婚休暇の使い方 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
そのまま浴室まで
連行されてしまって
洗い物を済ませてそのまま来たのだから
当然だけどお風呂が済んでからの
下着も着替えも取りに行ってないのだから
ここから部屋まではバスタオルで
戻る事になりそうだなぁっとか
そんな事をみくりは考えながら
浴室の脱衣場に入ると
ドアが開いてるままなのも
気にする様子もなく
こっちが着てる物を
杏寿郎の方は脱がすつもりだったから
「自分で脱げるから、
脱がさなくていいよ」
「何だ?みくり。
今日は気ノリしない日か」
いつもがいつもそうしたいのが
ノリノリなのかと言われれば
してもいいけどって程度の時だってあるし?
「ん?どうなんだ?みくり。
久しぶりなのに、
…あんまりしたくない?」
そう耳元で囁いて来る声色は
そう言う時の雰囲気を孕んでる
「そんな時だって…あるよ…」
「無駄な行為だからか?」
妊娠の話ばっかりしてたから
こっちもそのつもりになってるのか
今してもなぁて思ってるのを
杏寿郎に見透かされていた様で
一枚 上に着ていたTシャツを脱がされて
杏寿郎がそうしやすいように
自分の両腕を挙げるのを見て
「気ノリしない、割には
その辺りは協力的なんだな」
「するのは良いんだけど、
ここじゃなくって…」
自分の希望を伝えようとするも
かなり手際よく脱がされていて
いやこっちもそうしやすい様にしてるけども
「ベットでじっくりがいいと、
君としては久しぶりなんだから
あっさりじゃなくって、じっくりが良いと?」
「濃厚接触…?」
「仰せのままに」
途中から遊びの主旨が変わった様で
こっちの希望を飲んでくれるらしいけど
一緒にシャワーを浴びて
洗いたがる杏寿郎を無視して
自分の髪と身体を洗って
不満そうにして居る杏寿郎が
こっちを見ているのに気付いて
「どうしたの?そんなに身体
洗いたかった?杏寿郎に任せたら、
ちゃんと、身体洗わないでしょ?」
「それは真実だから否定はしないんだが、
さっきの話なんだが、希望はあるのか?
その、どっちがいいって言う」
「どっちでもいいよ?それは
出来たんなら、どっちでも」
そんな事を聞いて来たから
どっちか希望があるのかと思ったが
そうでも無いらしい
「それに、初めての赤ちゃんは
産み分けしない方が良いらしいからさ」