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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第70章 秘密の個人授業 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ高校生



夢…と言う奴は非常に厄介な物で
それが夢だとこっちは理解していても

夢のシナリオは
私の意思とは無関係で進んで行くし
自分の意思で肯定も否定も出来ないのだ

『俺は…、まだ、寝たくないんだが?
先生が隣に居るのに、眠ってしまうなんて、
そんな、惜しい事は出来ないですよ』

『ん…っ、煉獄…ッ、なら…
私を今夜は、眠らせないつもりか?』

違う違う違う 私が言いたい言葉は
そんな言葉なんかじゃなくてッ

眠る前の私は確かにパジャマを着てたのに

夢の中の私は一糸纏わぬ姿だ

この身体を覆い隠している
この薄い肌布団を剥ぎ取られてしまえば

素っ裸な訳で

『眠っている…、暇があるならどうぞ?
おやすみになって貰ってもいいですよ?』

そうあの良く知っているあの顔からは
想像も出来ない様な
そんな男の顔をして笑みを浮かべて

ゆっくりと そうあくまでもゆっくりと

自分の身を隠しているソレを
杏寿郎の手が少しずつ剥ぎ取って行くから

『……っ、…んんっ…、煉…獄ッ』

『今は、煉獄ではなくて、
杏寿郎…と呼ばれたい。先生、貴方に』

その手が自分の身体を這う度に
自分の口から甘い声が漏れる
自分の意思とはこれは無関係なのだが

不可抗力の夢の中で

抗えない快感に溺れそうになる


『俺も…、呼んでも?呼びたい…、
先生…ではなくて。先生の下の名前…』


上から見下ろして来る
見下ろされているのに

私を見下ろす

彼の表情には余裕がない様に見えて


『んぁ、はぁ。…ぅ、
呼んでくれ、…っ、名前っ…んぁ
杏寿郎…っ、お前の口から…、はぁ、ん』


自分の身体の触れる体温も
鼓膜を揺らす声も
与えられる快感も

全てがリアルで これは本当に夢なのかと

疑ってしまいたくなる程に


どうにも 生々しい夢でしか無くて


『みくり…っ、みくり』

『んぅ、はぁ、杏寿郎…ぅ、
あぁ、んっ、…んぅ、あぁ、…はぁ』


ギュッと指を絡め取られて
杏寿郎に握りしめられると


『みくり。もっと、呼んで…欲しい、
俺の、名前…っ、ハァ、もっと…ッ』

『んぁ、は…ぁ、杏寿郎…っ、んっ』



ーーー
ーー



「あぁああっんッ!!
…ん?んんっ???夢?夢…か?」


自分の出した声が五月蠅くて目が醒めた

どれだけ リアルな夢見てるんだ私は


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