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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第69章 なつのおはなし ※裏なし掌編 お相手:色々


※IF軸の世界だと思われます



そう 杏寿郎が
呼び方を少女から女史に改めて来て
思わずいい気分になってしまって
口を軽くしてしまいそうになったが

ぐっとそこは自分の恋人の為に踏みとどまった

「って、煉獄に先こされてんじゃん。
なんで、お前こんな時間に
ここに居んだよ?煉獄。
みくりちゃん、冨岡さ、貸してくんね?」

そう言いながら右側から音柱の
宇髄天元が
そしてドタドタと廊下を走る音がして

「俺と勝負しやがれっ!!
ああっ、ちくしょう、どこ行きやがったぁ。
半々羽織っ、勝負だあぁああっ!!」

伊之助が蝶屋敷の廊下を
大きな声を出しながら走り回って
義勇の事を探している様で

「猪頭少年?やはり、冨岡は
ここに居るのか?小野寺女史
俺に分かる様に説明をして貰えないか?」

ズイっと3方向から
杏寿郎と宇髄それから伊之助に詰め寄られて

その3人が 義勇を探してるのは…
私にも理解は出来たのだが

「何の騒ぎです?みくりさん。
朝から騒々しいのですが?
あら?伊之助君に、宇髄さんに
それから、煉獄さんまで。
ここは傷病者が療養をする施設です。
療養の妨げになる事は、
お控えになって頂けませんか?」

そうこの屋敷の主の胡蝶しのぶが
こめかみをピキピキとさせながら
取ってつけた笑顔を称えて
殺気を放ちながら3人を睨みつけて来て

「それに、冨岡さんは
こちらにはいらっしゃいませんよ?」

そう言って3人を追い出すと
にこっとこちらに笑顔を向けて来る

「後、みくりさんは
街まで包帯を買いに行って頂けませんか?
お使いをお願いしたいのですが…」

「うん、じゃあ、お使いに
行って来る…ね?買うものは包帯だけ?」

しのぶが胸のポケットから
紙とペンを取り出して
サラサラと走り書きをすると
それをみくりに差し出して来て

「では、後、こちらもお願い致しましょう。
と、言う訳なので、お引き取り下さい」

そう笑顔の裏で
物凄いプレッシャーを掛けながら
しのぶが3人に言うと
すごすごとその3人が屋敷から出て行って

いつもの静けさが蝶屋敷に戻って来る

「では、みくりさん。
お願いいたします。私は回診に戻りますので」

そう言ってしのぶも
朝の回診に向かってしまって

ぽつん…と廊下の真ん中に一人で残された



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