第68章 7月のある週末の話 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
そんな恰好したら…ッ
「そう言う、約束じゃなかったか?」
「んんっ、…するから、する…ッ」
そう恥ずかしがりながらも
俺のして欲しいお願いを
みくりが叶えてくれるから
その姿を見ていると
可愛らしいと感じずには居られない
スカートを履いてるから
肘置きに両足を掛けても
スカートが邪魔をして
その部分は隠れたままになってるから
きっと 杏寿郎の次のお願いは…ッ
とその次のお願いを想像してしまている
自分が居るのは確かで
「なら、次は…俺から見やすい様に、
スカート…を、持ち上げて貰えると
俺としては嬉しいんだがな…?」
見たいなら自分でめくればいいんだから
それをわざわざにこちらに
してほしいと遠慮しながら言って来て
きゅ…とみくりがスカートを
自分の手で掴むと
スルスル…と少しずつ視界を邪魔している
スカートをたくし上げて来て
「ああ、そうか。今日は…撮影だったから」
ウエディングドレスを着るので
ブライダルインナーを着けていたから
「ああ、なら…折角のその下着姿も
堪能して置いた方がいいな。
下着だけに…なって貰う方が良さそうだ」
私が服を脱いでいるのを
嬉しそうな目で眺めていたかと思うと
「なぁ、みくり。
Amazonとかに安いドレスあるだろう?
5千円とか1万円以下のやつが…」
ああ もうこの人が言い出しそうな事が
わかってしまっている自分が嫌だ
「折角のその下着をもっと楽しめると
そうは思わないか?みくり。
なんで、そんな目で見るんだ?」
「いや、もう…らしい…なと思って。
杏寿郎って、コスプレ好きな感じなの?」
この間はチャイナドレスだったし
今度はウエディングドレスでしたいらしいし
「いや、男の夢の様な物だろう?
花嫁姿のパートナーを、自分の
色に染め上げるなんて事は…」
さも当然と言いたげに言って来るが
私にはさっぱりさっぱりだ
「いや、まぁ…その、用意するって言うなら…
この下着も、普段は使えないから…。
それなりにしたし、
いや、普通はこう言うのは、一回こっきりだから
着る機会は沢山あったんだけどね?私には」
「何度見ても、いいものだがな。
どのドレスの君もいいが。
あの時の、あの赤いドレスが一番だな」