第68章 7月のある週末の話 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
みくりも随分と
撮影慣れして来ていて
カメラマンの指示を的確にこなして行く
上司からのブライダル関連の
来月からの仕事は別に振って欲しいと
俺が関わって居た分は丁度この週末の分で
区切りがついてひと段落付くので
ブライダルの方は 次にチームの
リーダーの後継となる候補として
名前が挙がっている竈門君に預けたいと
俺が木崎先輩に相談したら
同じ意見だと木崎先輩が言って来て
その辺りの話も主任である木崎先輩から
沢渡係長に伝えてくれた様だった
その代わりに俺に 基い
俺とみくりに頼みたい仕事として
今回の地方の地元観光PR動画の方の仕事で
有名な観光地のちょっと
マイナーな観光スポットも
紹介出来る様な
新しいスポットの定着化も
目的としてるプロジェクトらしく
こちらは今は
木崎先輩がメインでしてる仕事なのだが
そっちのモデル…を引き受けて欲しいと
俺としては仕事なので断りはしないが
みくりがOKなら引き受けると
来週の土曜日は 松野市の観光案内で
松野市の観光モデルコースで
観光スポットの紹介もする動画も
撮影する事になっている
今までは原稿を読んだりはしてないが
そんな仕事は出来るのだろうか?
そんな事を単体での撮影をしている
みくりを眺めながら
杏寿郎は考えていて
今度は俺の単体での撮影らしく
戻って来たみくりと
ハイタッチをして交代する
その後は2人で合流して
甲板や船内で撮影をまたして
「これで、一旦、前半終了でーす」
「お疲れ様でしたぁ~」
「夜の部、お願いしまーす」
そう一旦予定分の昼間の撮影を終えて
今度は夜のフェアでの撮影になるので
それまでの時間にちょっとした空きが出来る
ナイトクルーズは18時からで
準備があるから17時にはここに
また戻らないとダメだけど
「杏寿郎、どうする?何かする
って程の時間でもないけど…ね?」
そのまま船に居てもいいとは言われたが
どこでなにをする訳でもないし
時間的には1時間も無いけど
「ああ、そうだ。目の前は
オリエンタルハーバーだし、
アフタヌーンティーでもするか?」
「杏寿郎、今日は花火大会なんだよね?」
「ああ、コロナの感染が拡大してるから
規模は大分、縮小されてはいるがな?
2万発が7000発だからな」