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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第17章 夏の空の落とし物 前編 お相手:竈門炭治郎


多分だけど
炭治郎君の左の肩が重い原因

「眠れない原因って、
夢見が悪いとか?だったり」

「寝てると身体の上に誰かが乗ってるような、
そんな感じがして
……何度も目が覚めてしまうんです」


「炭治郎君!
私、その原因、……分かったと思うの」

「え?本当ですか?みくりさん」

「ちょっとだけ、ここから
離れた所まで行くけど……大丈夫だよね?」

私も浴衣だし ゆっくり走るからと
みくりが言って雷の呼吸をすると

その場からすでに走り出していて
炭治郎は置いて行かれない様に
みくりの後を追いかける

速いな みくりさん
浴衣だからゆっくりって言ってたのに

善逸もそうだけど
雷の呼吸の使い手は
足が速くないといけないのだろうか?

山の方へとその足が向かっていて


たどり着いたのは
小さなお寺だった

「すいませぇーん!
陵厳(りょうげん)さぁーん居る?
私です、みくりですーー!」

その小さな寺の建物の入り口で
みくりが大きな声で叫ぶと
声は裏の山の方から聞こえた

「誰かと思ったら、
みくりか。久しぶりだなぁ。」

顔の半分に傷跡のある短髪の僧侶で
片目を覆う爪痕の様な大きな傷が走っていた

熊にでもやられたのか それとも鬼か
歳の頃は30~33くらいだろうか

「相談、したい事があって」

「ああ、そいつだろ?厄介だなぁ……」

じっと陵厳は自分の顎を弄りながら
炭治郎の顔を見る

「とりあえず、話してみっか?
まぁ、ろくな話じゃねぇかもだがな」

入んなと中に入る様に促されて

「すいませんっ!!お邪魔しますっ!」

「はははははは!礼儀正しい、坊主だなぁ」

「ちょっと、用意すっから、待ってな。
みくり。茶でも淹れてやってくれ」

「ええ?何で私が、まぁ、いいけど……」

不思議に思った

みくりさんがなんで
ここの台所の事情が分かっていて

あんまり戸惑った様子もなく
お茶を淹れて出してくれたから
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