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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第17章 夏の空の落とし物 前編 お相手:竈門炭治郎


もしかして
彼には見えてないのかも知れないし
聞こえてないのかも知れないし

変に言って 怖がらせてもいけないしなぁ

「全然、身体のだるさが取れなくて……。
夜もなかなか眠れなくて、どうしてなのかと」

そう言って 狐の面を外すと
お面の下の顔色は青白く 
目の下にはクマがクッキリと出来ていて

心なしか 頬もこけて居るように見える


「病院にも行ったんですけど、
全然良くならなくて……」

「うーん、私が思うに、
それは…病院じゃ治せないと思うなぁ」

とポリポリと視線を逸らせながら
自分の頬を掻きつつそう言うと

がッと炭治郎に両肩を掴まれてしまって

「みくりさんっ!だったら、
どうしたら治りますか?このままだと、
体調は悪化するばかりですし、
任務にも支障が…出てしまいそうで」

「炭治郎君……あのさ、その任務って
どんな任務だったの?」

「山の中にある墓地に鬼が出るとかで、
ああ、鬼自体はは大したことなくて、
怪我とかもしてませから」

「その時、そのお墓で何かしたとか?」

「ああ、倒れている墓石が幾つかあったので、
それは直しましたけど」

「それだけ?」

じっとみくりが炭治郎の顔を
見つめて来て その時の状況を
もう一度思い返してみると
炭治郎がある事を思い返して
ああと声を上げた

「その中に、無縁仏……の様な、
長く誰も花を供えていない墓があったので
近くに咲いていた、野花を供えたんですけど…。
その時に、凄い色の白い女の子が居たんです。
こんな場所にひとりで居ると危ないなと思って
声を掛けたんですけど、
気が付いたらいなくなってて……」


いなくなって……ないと思うなぁ

その 女の子

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