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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第67章 7月のある週末の話 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ 



はいどーぞと
湯飲みのお茶を杏寿郎の前に置いて

「みくり。ありがとう、すまないな」

「自分で動けそう?おトイレ行ける?
お水も飲む?冷蔵庫に備えつけのがあったよ。
そう言えば、オークラもコロナの対策で
朝食はルームサービスだったね」


さっきまでの機嫌の悪そうな感じは
俺の思い違いだったのが
今のみくりはいつも通りだった

さっきのは俺が一緒に寝たいとごねたから
機嫌を損ねたのかも…知れないが

「なぁ、君はさっきから俺に
気のせいでないなら、
トイレの事ばっかり聞いて来てないか?」

「いや、歩けないならトイレまで
連れて行ってあげないとって思って。
それに、出すもの出したら
酔いも醒めるでしょ?それでだけど?
お茶、もう一杯飲む?それ飲んだら
おトイレ連れて行ってあげるね?」

後 本当にトイレまで連れて行かれた
中に放り込むまでだったが

3度ほどお手洗いを済ませると
身体は大分楽になって
ひとりでも歩ける位には
40分後にはなって居たが

「お風呂、もうちょっと醒めてからにする?」

「ひとりで入るつもりか?」

お湯張りはもう お茶を淹れる時にしたから
とっくの昔に終わって居るのだけども

先に 入るねと言いたかったが
杏寿郎はあの檜風呂に一緒に入りたかった様で
そんなしょぼくれた顔をされてしまっては

「じゃあ、メイクとか落としたりしとくから。
お風呂は一緒に入るから、それならいいでしょ?」

「いいのか?みくり」

「いいけど、それ位別に。
あ、そうだ、これ、食べない?
コンビニに売ってたよ。
ヒカキンの動画で、水グミを
飲み物に浸けてふやかして、
食べる動画があってさ。
水グミ、食べてみたいなって」

そう言って水グミと言う
最近人気で品薄のグミを食べるかと聞いて来て

「俺の記憶が確かならの話だが…」

俺の記憶の中では
みくりが飴を食べている時はあっても
グミを食べているのを見た事が無くて

「ああ、グミ食べてる所見た事無いって?
自分でグミ買わないもん、私」

その水グミのパッケージを開いて
雫型のクリアなグミを取り出すと

「柔らかいタイプのグミだ」

そのグミを口に入れると
もぐもぐと咀嚼して嚥下するが

「不味いのか?」
「いや、凄いブドウの味?」


「なぁ、何で買ったんだ?苦手なんだろう?」
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