第67章 ７月のある週末の話　前編　お相手：煉獄杏寿郎　現パロ　

とここまで来てハッとした

「誤魔化したでしょ？杏寿郎っ。
まぁ、いいけど？じゃあ、金曜日は
お昼休み終わったらそのまま？
あっちに向かう感じ？」

「一層の事、昼になった時間から出て
ランチもあっちで食べてもいいけどもな。
この前行きそびれた店あったろう？」

あの雑居ビルの爆発騒ぎの時の事を
杏寿郎は言っている様で

「だったら、あっちの駅の方側の
少し行った所にある、天ぷら屋さんがいいなぁ。
ランチは丼とかが、夜のコースより
リーズナブルに頂けるし、個室もあったよね？」

「ああ、あの店か、なら予約して置こう
この時間なら営業時間内だ。電話して来る」

そう言って　スマートフォンで
個室を予約する電話を掛け始めて
こう言う時の行動の移す速さが
杏寿郎は速いよなぁって思ってしまう

あの天ぷら屋さんの天丼はエビばっかりのと
エビ以外のも入ってるのがあって
どーんっと丸々１匹　穴子の天ぷらが
そびえ立つ神南港タワー丼が名物だ

海老天丼にするのか
小柱のかき揚げの天丼にするのか

って今から悩んでる場合じゃなかった
揚げたての天丼は最強だって事だ

「あれ？ブライダルフェア、土曜日だけ？
オークラ側とは何もない感じ？」

「いや、ある。もう、ここまで来れば
予想が付いてるだろうが。今回の
このクインテットとオークラのプランは
挙式と披露宴をどちらからでも
選べるプランなんだ、だから日曜日は
オークラのチャペルの模擬挙式する。
この前のオリエンタルの時とそう
こっちは変わりは無いがな？」

挙式はオークラのチャペルでして
披露宴はクインテットで
逆にクインテットで挙式と披露宴をして
二次会をオークラでとか選べるらしくて

「挙式と披露宴はホテルで、
フォトはクインテットでとかも
結構自由に組めるみたいだぞ？」

幾つかある　挙式と披露宴
それに＋二次会もしくは
フォトウエディングとかと
セットの組み合わせから選べるらしい

ランチのメインとライスとパンとか
デザートとかから選べるタイプの様な

自分の好みに決まった中から
カスタマイズが出来るプランの様だ

「他の二つのホテルの戦略とも
また違った、戦略だし面白いよね？」

「そう言えば、君が偶に見てる
ストリートピアノのサングラスの」

「よみぃさんの事？結婚式に
サプライズ出演とかしてるよね？」