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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第66章 あるカップルの週末 お相手:不死川実弥 現代パロ



「どうして、不死川さんっ、
そんな事知ってるのッ。
行った事あるのぉおおっ、
昔の彼女さんと、行ったの?あそこっ」

「嫌なら、別のホテルにすっかァ?」

「んんっ、ヤダっ、行ってみたい」

はぁーっと不死川がため息を付くと
ちょっと待ってろと言い残して
そこから離れた場所に移動して
どこかへ電話を掛け始めてしまって

しばらく待っていると
戻って来たから

「週末は人気だろ?あっこ」

「ねぇ、今、電話したのって?」

「行くんだろ?
今から、貝殻のベットの部屋」

私が行きたいって言った
とあるラブホテルの貝殻のベットの部屋は

1室だけしかない
そのホテルのコンセプトルームだったから

空いて無かったら
私が拗ねると思ったのか
不死川さんが予約してくれたらしくて

「いいの?」

「いいのもクソもあるかァ、
もう、行くって言ったんかんなぁ。
それとも、行かねぇとか
今更言う気じゃねぇよなぁ?みくり」

「いえっ、行きたいです、
是非ともっ!行かせて頂きたいっです」

そう言って臨海地区を後にして
車で移動する事 5分足らずで
目的地であるラブホテルについた

「近いっ」

「あん?近いからここ行きたいって
言ったんじゃねぇのかァ」

まさか こんな目と鼻の先の距離だとは

外観はマンションみたいな感じで
至って普通のラブホテルだけど

中に入ってタッチパネルを見ると
お目当ての貝殻の部屋のライトは消えていて

不死川はそっちではなくて
スタッフが常駐してるフロントに向かって

予約した旨を伝えると

「奥のエレベーターで9階へどうぞ」

そうラブホのスタッフに言われて
チカチカとライトの点滅する
エレベーターに乗り込んで

9階を目指す

「ねぇねぇ、不死川さんは
あの部屋、使った事あるの?」

普通は過去の付き合った女と
このラブホテル使ってたとかなんて会話は
しねぇと思うんだがなぁ

その辺りの感覚も 明け透けと言うか
オープン過ぎる程に
みくりは普通にそれを聞いて来て

「ある訳ねぇだろ?あんな部屋。
特別な日やら、埋め合わせとかって言うなら
考えねぇ事もねぇけどもよ」

それにメゾネットのコンセプトルームだから
週末なら休憩でも
安いタイプの部屋の宿泊ぐらいは
平気で取って来るだろうから


「え?でも、何でもない日…だよ?」


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