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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第66章 あるカップルの週末 お相手:不死川実弥 現代パロ


みくりのその言葉に
ふっと不死川が口の端を上げて

「…たくよォ、お前は
ホントに、しゃあーねぇーなぁ」

グイっと不死川に
手首を掴まれて持ち上げられると

指を通り過ぎて
そのまま肘にまで来ていたのを
ベロっと舌を這わせて
舐め取られてしまって

そのまま その舌が
みくりの手を濡らす
溶けたソフトクリームを舐め取って行くと

「…っ、…不死川…さっんッ」

含みに含みを持たせたような
そんな色気のある
視線をこちらに向けて来るから

「どうしたァ?食わねぇと、
もっと、溶けんぞォ?みくり」

そう言ってソフトクリームを
ちゃんと食べなさいと
不死川が耳元で囁いて来るから

たかだか ソフトクリームを
ベンチで食べているだけなのに

こんなに厭らしい気分に
なってしまっているのは…どうして?

「ドロドロになっちまってんなァ」

いや そのドロドロに溶けて来てるのは

ソフトクリームなんだけども

どうにも厭らしい意味にしか
不死川の言葉が私には聞こえなくて

「溶ける前に、食っちまぇ」

グイっと押し付ける様にして
不死川がソフトクリームを
口の前に持って来るから

溶けてコーンを濡らしている
ソフトクリームを舐め取って

そのまま ペロペロとソフトクリームを
自分の舌で舐め取りながら食べる

あっちが先にそうして来たんだから

こっちもそうしてる時を
思わせる様にしながら…


「旨いかァ?」

「…んっ、…美味しい…ッ」

「随分やらしい、ソフトクリームの
食い方しやがって、誘ってんのかァ?」

「誘ってないもーん、
ソフトクリーム食べてるだけだもんッ」


「そ、れ、食ったら、行くだろ?」


ここから 家まで車で15分程なのだから
帰ってもいいにはいいが

「えぇーっ、もう、
お家、帰っちゃうの?」

「はぁー、わぁったよ。じゃあ、
どっか寄ってくかァ?で、どこ行くんだ?」

スッと差し出された手に
みくりが自分の指を絡めて繋いで

「あそこ、行ってみたい」

あそこじゃ…分からん…どこだよ?

「どこだァ?」

「ベットが貝殻になったトコ」

「あっこな、空いて無くても
文句言うなよ?あの部屋以外は普通だかんな?」

みくりの行きたいと言って来た
ラブホテルは 地元では有名なホテルだが


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