第66章 あるカップルの週末　お相手：不死川実弥　現代パロ

何？って顔をして
こっちを見て来るから

やっぱり　コイツは俺が隣で
手綱引いてやらねぇとなと思ってる

「…？不死川さん？用意出来たよ？」

ポンポンとみくりの頭を
不死川が撫でて
不死川の運転する車で
車で１５分程の　臨海地区を目指す

今日行く　ブライダルフェアのホテルは

臨海地区のランドマークの
半円型の海にせり出したホテルだ

このホテルにはチャペルが５つある

その中の海に浮かぶチャペルがいいと
みくりがＨＰを見て言っていたのを
その建物を見て思い出した

オリエンタルハーバーパークホテル

地下のパーキングに車を停めて
フロントに行くと
ブライダルフェアに来たと伝える

ブライダルフェアの受付のある
階を案内されて　５階の受付へと向かう

「今回のフェアはね？
普通だったら、ハーフコースとか
ワンプレートでしょ？試食。
フルコースなんだから。凄くない？」

フルコースが無料て提供される
ブライダルフェアは人気なんだと
みくりが前に永遠と
語っていた時があって

エレベーターの中でも
テンションが高く話しかけて来る

「凄い凄い」

「何それッ、感動薄ッ」

そう不満そうに思ったままに
俺に遠慮しないで言って来るから
コイツのこう言う所　気に入ってる
一緒に居て楽だなって思う

ポンポンとみくりの頭を撫でる

「すぐ、子供扱いするぅ～」

「子供みてぇなもんだァ」

１歳しか違わないと
ぶつぶつと文句を言ってるが


「ほら、着いたぞ。降りろォ」

そう言って言い方はぶっきらぼうなのに
エレベーターのドア押さえておいてくれるから

そう言うさりげない優しさとか
不死川さんの
そう言う所　好きだなって思っちゃう

ブライダルフェアの受付に着くと

名前を記入して受付をして

リモートの結婚式を体験できるので

別室の来客が使用する宴会場と
実際に新郎新婦がいる
チャペルの様子が見られるらしい

リモートの結婚式を
中継してる様子を実際の目で見られるのだ

今は１０時半で１１時から
模擬挙式がこのホテルの自慢の
海の上のチャペルから

このタブレットで見られるらしくて
その映像を見ながら　実際の
その撮影の様子を
チャペルの外から見学が出来て　
模擬挙式の後は
チャペルの見学もできるらしい