第65章 2人の小さな七夕を お相手:煉獄杏寿郎 現パロ Rー15
※注意※
※ 義しのぽい要素があります
(交際はしていません)
苦手な方はお戻りくださいませ
杏寿郎は仕事を順調にこなして行く
「あら?煉獄さん。今日は一段と
お仕事に気合が入っておられませんか?」
「ああ。誰かと思えば胡蝶か。
さっき、仕上がったCMのサンプルを
自分のパソコンで確認したんだが。
君も、いい仕事してたな。胡蝶」
「ふふふふ。煉獄さんに
お褒め頂けるなんて、光栄ですね。
煉獄さんが、お仕事を
いつも以上に張り切っておられるのは、
今日が七夕だからでしょうか?
お家で、みくりさんと
お二人で七夕をなされるとか…」
「胡蝶」
「はい、何でしょうか?」
「顔、緩んでたか?」
「いいえ、緩んでませんよ?」
「胡蝶」
「はい、何でしょうか?」
淡々とした口調で
お互いにやり取りを繰り返す
「なぁ、胡蝶。
何故分かったんだ?」
「そんなの、簡単です。
煉獄さんのお仕事への気合いが
違いますから~、バレバレですよ」
その言葉に あの頃の俺も
そうだったんだなと思ってしまった
「今日は、煉獄さんは、
定時ピッタリでお帰りに
なられたいんじゃないですか?」
「まぁ、ちょっとな。寄りたい
場所もあるから、今日は
定時に上がりたいとは思ってるが」
「なら、頑張りましょう」
「ああ、そうだな。
胡蝶は今夜は何か、予定があるのか?」
いつもは感情を
表に出さないしのぶが
珍しく動揺してる様子だったので
「いっ、いえ、
何も…何も、ありませんよ?
その、別に大した用事ではありませんが、
ちょっと今夜は私も、
定時で…あがりたいなぁ~とは
考えてはいるのですが」
「冨岡か?」
「いえ、私はその、冨岡さんの
名前、なんてっ、全然出してませんからッ。
べっ、別に、たまたまです、そう、
たまたま、その予定が合ったと言うか…ッ」
胡蝶は昔から
動揺すると口数が多くなるからな
あの頃と同じだな…今も
やたらに 冨岡を突きまくって居たか
「そうか、七夕デートか」
「でっ、ででっ、
デートなんかじゃありませんっ。
そんなっ、冨岡さんとデートなんてっ。
兎に角っ、私と冨岡さんは
そんな関係ではありませんからっ。
私は、仕事に戻ります」
相変わらず胡蝶は素直じゃないらしい
冨岡も苦労するだろうな
そう言えば…あの後