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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第64章 例えばこんな結婚式を 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



湯船の縁に腕を付いて
顔をその腕に預けながら
みくりの方を見て来て

「それとも、それも…
俺の思い違いか?みくり」

もこもこの泡の中に
隠れる様にしてみくりが
身体を沈めて行ってしまって

「……まぁ、悪くも無いかなって
そんな風には、思ってるけどね?」

グイっと身体を持ち上げられて
杏寿郎の膝の上に乗せられてしまって
そのまま お互いの視線を絡め合う

「なら、安心してもっと
色んなお願いを君に、してもいいのか?」

前に裸エプロンしたいって言ってたけど
他にもしたい事あるのかな?

「裸エプロン以外にもって事?
他にも、してみたい事が
杏寿郎にはあったりするの?」

「まぁそれも、後々にだな…。
今は折角のこの泡風呂と夜景でも
愉しめばいいだろう?
ああ、そうだ。どうせなんだ。
備え付けの冷蔵庫にハイネケン冷えてたぞ?」

「ええっ、ここで?ここで?
おビール頂く感じ?」

「備え付けのグラスが食器棚に
入ってる位だ、ビールグラスも
種類があったぞ?ハイネケンは
ピルスナーだが、苦味が少ないからな」

そう言ってそのまま
全裸であっちに戻って行ってしまって

緑色の瓶と
背の高いくびれのある
ピルスナーグラスを持って戻って来る

この夜景を見ながら
泡風呂に浸かって
夫婦でハイネケンを飲むなんて

杏寿郎の手から
ハイネケンの入ったグラスを受け取ると

チンと音を立てて乾杯をして

グラスに口を付ける

「海外のビールだから、
もっと癖が強いのかと思ったけど。
日本の、一般的なピルスナーよりも
すっきりして、苦味が少ないし。
凄い、爽やかなビールだね」

「ビールは良く飲むが、
風呂に浸かりながらは初めてだな。
どうにも、時間まで贅沢になったみたいだな」

「家のお風呂で、ビール飲みたいとかって
言い出さないでよ?」

そう言いながらもみくりは
ハイネケンのグラスを傾けていて

杏寿郎の胸に自分の身体を預けて来る

「でも、贅沢と言えば贅沢かも?」

「そうだろ?」

ギュッと杏寿郎の手が
みくりの左肩を抱いて来て
そのまま引き寄せられる

「今のこれもそうなんだけどね、
昨日も結婚式して、明日も、明後日も
結婚式するんだよね?私達」

「まぁ、仕事なのは仕事なんだがな?」


「私達…ぐらいじゃないかな?」

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