第64章 例えばこんな結婚式を 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
こんな風に
誰かと一緒にピアノ弾いたの
初めてだって
思って居たら 始めた頃に
お母さんと一緒に
弾いた事あったなぁって思い出して
その時の曲もネコふんじゃっただったなと
そんな事を連弾しながら思い出して
スマートフォンでその様子を
動画で撮影していた杏寿郎の元へ
演奏を終えて戻ると
「どうだった?動画、
撮影しておいたぞ、見るか?」
まだ 彼が演奏中だったので
動画の再生は邪魔になるだろうから
その建物の外に出て
プロムナードに設置されている
ベンチに座って
杏寿郎が撮影した動画を見る
みくりが言うに
田舎の子供の殆どが
習字とピアノは習っているらしく
「もし、子供が生まれたら
何を習わせたいと思うんだ?」
「英語と水泳かな?後は体操とかかな?
バク転とかバク宙とかできたら
絶対いいよね?何の役にも立たないけど」
「俺は、砂浜で独学で練習したけどな」
「出来るの?」
「しばらくしてないが、
出来るぞ?するか?」
「いや、今はしなくていい!
こんな所で突然バク転とかする人は
不審者でしかないじゃん」
「パルクールのそう言う動画あるだろう?」
公園とかで突然って言う
パフォーマンスの動画の事を
杏寿郎は言ってるんだろうけど
「あの、校舎の壁登る女子高生のとか
結構話題になってたよね?何年か前に。
だからって、ここでしないでよ?」
「君がそう言うなら諦めよう、
そろそろいい時間になったな」
夕食と言うのには少し早い気がするけど
「受付があるしな、
集合は30分前だからな」
受付に集合と杏寿郎が言って来て
「集合って…まだ、
別件の打ち合わせあるの?」
「ちょっと、時間が早い方の便なんだがな。
来月の下見をして置かないかと思ってな」
来月の下見をすると
杏寿郎が言って来て
ってまさか
「えっ、杏寿郎、それってまさか…ッ」
オリエンタルハーバーパークホテルの
すぐ近くの乗り場には
大きなクルーズ船が停泊していて
「トワイライトクルーズだが、
ナイトクルーズの方が良かったか?」
「サンセットクルージングッ、いえっ
滅相もございません、旦那様。
って、もしかして…」
ある事に気が付いたみくりに
杏寿郎が笑みを向けて来て
「気が付いたか?みくり」