第64章 例えばこんな結婚式を 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
ラタンチェアとセットになった
テーブルの上には
朝食がセッティングされていたんだけども
「って、杏寿郎。和食にしたの?」
「ああ。ここは洋食の朝食の
パンが有名なホテルだが、
俺は朝は白いご飯に味噌汁に
焼き魚がいいからな」
「確かに、和食の朝食も美味しそう」
「明日の朝は、逆にするか?
そっちの朝食もパンが豊富だな」
小さなバスケットには
控え目なサイズだが
色々な種類のパンが山盛りになっていて
パンの説明の紙を杏寿郎が
みくりに差し出して来る
メインはベーカリーの焼きたてのパンに
プレーンオムレツと
カリカリのベーコンとソーセージに
県内産の野菜のサラダと
県内野菜を使ったスープ
水無瀬島の牧場の牛乳に
「パン、そんなに食べられるのか?」
そう杏寿郎が尋ねる通りに
パンは種類が豊富だ
クロワッサンにバゲット
それから黒豆のパンに
塩バターロール
チーズの入ったパンに
瀬戸内レモンとクリームチーズのパン
砂糖の粒が表面についた
シュガーデニッシュ
県内産のミニトマトのパン
と書かれていて
おじさんの所のミニトマトは
神南港市でも有名な様だった
「おじさんのミニトマトのパンだ」
「選べるジュースの
トマトジュースも数種類あるし。
君のおじさんのトマトジュースもあるぞ?
ちょっとしたボトルワインの値段だったが」
ドリンク ジュース枠からと
コーヒー枠から選べるから
牛乳とレモンティーにしたんだけど
パンは小さめのサイズだったが
食べきれなかったので
残りは袋がついていたので
その袋に入れて置いておくことにした
杏寿郎は大盛でご飯を
頼んでいたらしく
おかずが多かったから
朝から 大きめの茶わんに
3杯 ご飯を食べていたから
ホテルの朝ごはんって
生卵とか岩のりと味付け海苔もあるし
焼き魚の鮭の塩がしっかりしてるし
ついつい食べ過ぎちゃうんだよなぁ
朝食を終えると
杏寿郎が立ち上がって
洗面所の方へ向かって
自分の身支度を整えると
シャツに袖を通したから
打ち合わせ午後じゃなかったって
思って見ていると
「ああ、そうだ。君には今から、
昨日のご褒美を用意してあるから。
ここの2階に行くといいぞ?」
「え?私だけ?杏寿郎はどうするの?」
「俺か?俺は仕事だ。
オンラインで9時から会議があるんだ」