第64章 例えばこんな結婚式を 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
まだ起きたくないのか
みくりがベットの上でゴロゴロと
薄い布団に包まるとベットのシーツは
当然に乱れる訳なのだが
「ねぇ、ここのベットってさぁ
シモンズベッドじゃないの?
いいホテルのベットは、
シモンズのイメージがする」
杏寿郎がベットの頭元の
タブレットで部屋のご案内のページを
開いてみくりに見せて来る
「ほらっ、やっぱりじゃんか。
シモンズベッドッ。起きるのが惜しい…ッ
人生を変えるベット、だよ?
常に最新の睡眠化学を
商品開発に活かしてるんだよ?
そこに痺れる憧れるっでしょ?」
「ベットは、今夜も堪能できるし。
それに、あっちのホテルも
そっちのホテルもシモンズだと思うぞ?」
そう言いながら杏寿郎が
窓の外に見えている
泊まる予定にしている
残りの2つの5つ星ホテルを指差して来て
「ああ、みくり。
洗面だけして、化粧はしなくていいぞ?
今はコロナの対策で、プランとか
関係なしに朝食は全室部屋への
ルームサービスでの提供だからな」
そうだった モーニング
普通だったらオプションなのに
お部屋食で食べられるのか
テラススイート ハーバーは
ベーカリーをホテルの中に持っていて
焼きたてのパンが食べられるので有名だ
洗面だけでいいし
化粧はしなくていいと言われたので
洗面所で洗顔と歯磨きをして
備え付けてあったシートパックを乗せる
テラススイートは女性向けの
サービスを謳ってるホテルだから
置いてあるアメニティも女性が
喜ぶような物がある
ここのホテルのアメニティはロクシタンだ
勿体なくてつい持って帰ってしまうのは
私が貧乏性だからなのかな?
連泊するからもう一つ
補充して貰えるだろうし
もしかすると別のブランドの
アメニティになるのかも?
それもシートパック
種類が違うのが3枚もあるし
バブルバスの入浴剤もあったのか
化粧しなくていい分時間があるので
シートパックをしながら
上からセルフでマッサージをしつつ
備え付けの化粧水を少し乾いて来た
シートパックに補充する
洗面といつもよりも
ゆっくりと時間を掛けて肌を整えると
杏寿郎の姿が
オーシャンビューテラスの方にあって
そっちのテーブルに
朝食が用意されていて
「ああ。みくり、
朝食届いてるぞ?食べるだろう?」