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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第63章 例えばこんな結婚式を 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



「じゃあ、奥さんの単体で
しばらく撮るんで。ご主人裏で
見てて貰っていいですか?」

そう声を掛けられて
邪魔にならない位置に
杏寿郎が移動して

みくりの撮影の様子を見守る

退屈になったのか
その様子をテラススイートの
ブライダルの担当のスタッフの人も
見に来ていて

「奥様、素敵ですね。
あのドレス、凄いウチで人気の
ドレスなんですけど。インパクトと
灰汁が強すぎて。着られてる人が
多いんですけど…。お似合いです」

「見に来ちゃいました」

「ええ、本当に。あのドレスは
妻に似合っていると思います」


ヒラヒラと背景に桜の舞う中で

カメラマンの指示で
手の平を上に向けて
ふぅーーっと息を吹く仕草をさせられて

「はい、今の感じで
後ろとタイミング合わせるから。
こっちの3、2,1でして貰えますかー?」

「はーい、タイミング取りますねー」

「3-、2-」

「1,フゥーで」

合図に合わせて
指示された通りにすると

私はカメラしか見えないから
どんな画像になってるかは
全く分からないけど

「はい、もう、完璧」

小道具に番傘を持たされたのだけど

その傘を差さずに

横に向いて立たされて

片手には傘を

片手には背景に降る雨を

その手に受ける様に指示されて

顔の角度や顎の位置を
細かく指示されながら
それに従って行く

「そろそろ、傘も、さして行こっか」

片手で持てや 両手で持て

角度はこう 上にあげる
下に下げる 肩に乗せると

次々に指示を送られる


「はい。奥さん、素晴らしいでーす。
今度は傘回しながら、前にーはいOK。
顔、顔、戻ってる戻ってる。
ご主人、もうちょっとだから我慢して」

とカメラマンに言われて
時間も長くなって来たし
相当なカット数撮られてると思うし

フォトウエディングの動画だから

動画の方はこの撮影を撮影する感じで
一眼レフの方の指示だけに
従えばいいんだけども

流石にもう 結構遅い時間になってるから

疲労して来てるんだろうが

「はい。OKです。
ご主人も、合流で、もうひと踏ん張りね」

お声が掛ったので
杏寿郎も撮影に合流する事にして

「あの、お願いしたい事が」

とテラススイートのスタッフに
ある事を耳打ちして

「はい、いいですよ。
では、お預かりしますね」

「お願いします」

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