第63章 例えばこんな結婚式を　中編　お相手：煉獄杏寿郎　現代パロ

「メイクもお直ししますね？」

「はい、すいません」

「お食事食べられましたか？
ドレス着てると入らない方多いので。
ウイダーインゼリー飲まれますか？」

メイクを直して貰ってる時に
反対側からそう別のスタッフが
問いかけて来て下さって

「すいません、大丈夫です」

青いドレスでは　
あの球体の水槽の所で
撮影をする様で


指輪の交換を手元と

指輪のアップで撮影して


その指輪の部分に
球体の水槽が乗ってる画が欲しいと…

立ち位置から
立つ角度から

手を持ち上げる角度まで

更には

手の指の角度にも　注文を付けられて

「奥さん、指、そう、小指伸ばして」

「指ッ、つります。
その角度っ、つりますからっ」

「指の影がそっちの方が、
綺麗になるから
我慢して、我慢ッ！！１０秒
いや、３０秒、１分でいいからっ」

こっちは手を支えてるから
みくりの手が震えてるから
その指の角度が辛いのは
俺の手に感じる振動で分かるが

指輪の交換から

また　その球体の前でも

様々なポーズを要求されて


２人でその水槽を持ち上げる様にとか

その球体に左右から
キスをしてる様に見える画が欲しいと言われて

立ち位置や顎の角度を調整されながら

何枚も写真を撮られる


「はい、いいよ～いい感じ。
じゃあ、次はご主人、奥さんを
抱っこしてくれる？あ、いいです
そう、じゃあ、今度は、
お姫様抱っこじゃなくて。
高い高いする感じの、ああ、そうです！
それっ、最高っ！！」

前に　写真を撮られた時にも
思ったけど　こう言う仕事してる
カメラマンさんって乗せるの上手いよなって

「じゃあ、そのままキスも～、
はい、バッチリでーすっ。
次は背中合わせに立って、腕組んで
奥さん、ご主人持ち上げられる？」

体育の準備体操でするアレをしてと
カメラマンから言われて

「先に、ご主人してくれる？
はい、そう、それそれ、いいです。」

杏寿郎に軽々と
背中の上に乗せられてしまって

「ご主人、そのまま限界まで上げて～」

グイっと身体が反る様になって

「わゎっ、靴。脱げちゃうッ」

「はーい、奥さんいい顔してるしてる」

何がいい顔っ？
靴が脱げそうなんだけどッ

「はい、交代ね～」

交代って事は　私が杏寿郎を持ち上げるって事

だよね？上がるの？

「うう―んッ」