第63章 例えばこんな結婚式を 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
大きなハートのバルーンを使って
ハートの穴の部分から
鰯が見える様に持って欲しいと
ポーズの指示を受けて
ハートのバルーンを使いながらの
撮影もこなして行く
「あああああっ!!!今ッ
今アッ、撮れましたぁあっ!!」
そう興奮気味にカメラマンが言って
画像を見て欲しいと
先程の画像を表示させながら
こちらに来て
私と杏寿郎が持っていた
ハートのバルーンの向こうで
鰯の大群が
ハート型になって居るのが見えて
「ああっ、ハートの鰯ッ!」
「木崎先輩、ありがとうございます」
そう杏寿郎が木崎先輩に言って
「いや、煉獄。俺風船で
花とか、作っただけだからさ。
でも、良かったじゃん」
そう言いながらも木崎は
自分の手を休める事なく
いそいそとバルーンの花を作って行く
赤やピンクや白や青
オレンジ 紫と言った
カラフルな花がドンドン出来ている
ちょっとした小山なってるけど
こんなに居るのかな?
はなかっぱにあったな
増える花の話 あれみたい
そんな事を内心 みくりは
バルーンの花の山を見て考えていて
バルーンの花の花畑に
座って 数枚 普通に撮影して
好きに遊んでと言われて
杏寿郎が頭に花を乗せて来たり
その仕返しに乗せ返したり
沢山抱えて 上に投げてみたりして
その花で口元を隠して
キスをしてくれと言われて
最初は頬にして来たキスも
数回それを している内に
唇に そのバルーンの花を
ギュッと押し当てられてしまって
指定された通りに
バルーンの花で口元を隠してキスをすると
大水槽の前で
シルエットだけのキスシーンも画が欲しいと
言われてしまって
シルエットだけだから~っと
最初は 背中合わせに立つシーンから
水槽の前で 手でハートを作ったり
「おでことおでこくっつけて~。
あ。はいはい、そう、いいねぇ」
こつんとお互いの額を合わせると
至近距離で見つめ合うから
杏寿郎が噴き出しそうなのを
我慢してるのが見えて
「って、何で笑うのさっ」
それから 指示通りに
額の次は 鼻同士を
それから キスをと言われてキスをして
次はカラードレスでの撮影になるからと
青い海の色のドレスに着替えさせられる
お色直し何回かって言ってたな
この後にもあるのか
確かに 長くなりそう