第63章 例えばこんな結婚式を 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
「あの、木崎先輩が
不死川と、伊黒に連絡して
下さったんですよね??」
「ああ、うん、そう、
だって、ずっと仲良くしてたしさ。
今回のは、人数絞って
内々だけってなってたらさ?」
ゴソゴソと木崎が自分の鞄を
漁り始めて
「俺もさ、余興をさ。
実は、練習してたんだよ。
10分も掛からないからさ、
披露させて貰ってもいい?」
そう言って
バルーンアートに使う
風船をポンプで膨らませると
あっという間にお花を作ってくれて
「ああ。そうだ。
何本か作るからさ。これで
ブーケ作って贈るよ」
そう言って風船で出来た
花を5本 手際よく作ると
それに緑色の茎を付けて
ちゃんとバルーンで出来た
赤いリボンで纏められた
ブーケを作ってくれて
「はい、只の風船だけどね」
「わぁ、ありがとうございます」
見て見てと杏寿郎の方に
みくりがそれを見せて来て
「本当はさ、間に合ったらさ
会場の飾りとかもさ、したかたんだけどさ」
そんな話をしてると
撮影のスタッフの人が
バルーンアートの
ブーケを持ってる写真を撮りたいと
声を掛けて来て
大水槽の前で 数枚写真を撮られる
「ちょっと、相談あるんだけどね?」
とそれを見ていた
杏寿郎と木崎の元に
撮影のスタッフの人が来て
「ーーーーな、感じのとか
ーーーなのとかって、出来る?」
木崎に声を掛けて来て
「ああ、さっきみたいなので
いいなら、出来ますよ?」
「あ、俺も、手伝います先輩。
さっきしてるの見たので、
多分出来ると思います」
「なら、俺、膨らませるから
煉獄、そっち、して貰える?」
写真を撮っている内に
そのバルーンのブーケに
キスをしてるポーズ等
要求されて ずっと撮られてたので
カメラ 全然緊張しなくなったな 私も
自分だけの撮影を終えると
床にバルーンの花が沢山出来ていて
知らない間に ここの
スタッフの人まで一緒にしてるし
「これ、面白いですね。
魚とか作れるかな?子供達に
配ったら、良さそうですね。館長」
そう言いながら バルーンの花が
知らない間に量産されてて
皆が花を量産してる中で
木崎は何故か大きなハート型のバルーンと
腕輪サイズの指輪型のバルーンを作っていて
大水槽の前で
大きなバルーンの指輪を 杏寿郎が
はめてくれる写真を数枚撮影される