第63章 例えばこんな結婚式を 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
蜜璃ちゃんはエステティシャンで
元々はしのぶちゃんが蜜璃ちゃんの
お店の常連さんで
お友達 紹介キャンペーンみたいなので
一緒にエステに行きませんか?と
誘われて蜜璃ちゃんが 働いている
エステサロンに行ったのがきっかけで
今回の エステも蜜璃ちゃんの
サロンにお世話になったし
私が今 ドレスの下の着てる
ブライダルインナーも
蜜璃ちゃんの所で取り扱ってる
下着の会社のインナーだ
ギュッと蜜璃がみくりの
ウエストをドレスの上から押させて来て
「やだっ、みくりちゃん。
ウエスト、締まってるんじゃない?」
「これはッ、麻理恵先輩がっ
私のドレス着るならって言われてッ」
グイグイと蜜璃の力でウエストを
抑えつけられるとコルセットで
締め上げる以上の圧が掛かる
「甘露寺、止めてくれ。
みくりの中身が漏れてしまう」
「あら、ヤダわ。私ったらごめんなさいッ」
「みくりさん、煉獄さんも、
主役が居ないから、あっちが
混乱してる。戻って来て」
そう心配をしたカナヲが呼びに来て
皆で披露宴の会場である
あの和風の 庭園の様なエリアに移動する
会場にソーシャルディスタンスを保って
1つのテーブルの人数を
4人までに制限し
間に透明のアクリルパネルで
円テーブルを6pチーズの様に
区切ってある
前方に設置してある
私と杏寿郎の場所には
区切りは無いが
他のゲストとの距離は十分に取ってあって
あの 壁面には
昼間に見た映像が映っているが
その一面が 区切られていて
定番のメモリアルムービーが
食事をしながら楽しめて
隣に居た杏寿郎が
こそっとみくりに耳打ちをして来て
「このムービーは
不死川が作ってくれたんだ。
最近本社の方で、映像編集関連の
仕事もする様になったらしくてな」
それぞれの軽い生い立ちを
ナレーションしてくれているのは
しのぶちゃんで しのぶちゃんの
声と喋り方は何とも言えず
ナレーション向きだよなって思う
披露宴と言えば
ウエディングケーキの入刀だけど
するとは 聞いていたけど
運ばれて来た ケーキが
思わず 台の上のそれを
見上げたくなるサイズで
進行役のブライダルスタッフさんが
成瀬さんからの差し入れなのだと
伝えてくれて祝電を披露してくれた