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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第63章 例えばこんな結婚式を 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



ドローンが持っている
結婚指輪を取ろうとして

手を伸ばした時だった

フワッと ドローンが

天井の方へと飛び上がって


「ああっ、大変だぁああっ。
指輪が、大変です、煉獄さん。
指輪が逃げちゃいますよ!
ほら、早く、指輪追いかけてっ」


そう 炭治郎が
もう嘘付けないの丸解りな
棒読みの台詞を言って

スッとみくりの両サイドに
しのぶとカナヲが立つと

「さ、煉獄さんの後を私達も
追いかけましょう」

「急いで、みくりさん
置いて…かれるから」

そう言って 私が動きやすい様に
両サイドからスカートの
後ろを持ち上げてくれて

先に行ってしまった杏寿郎の後を
急げる範囲で急いで追いかけると

私の後から 席に座っていた
ゲスト達も ぞろぞろと付いて来て

何事なんだ?と漏らすのが聞こえるから
これは アクシデントなのか
本当に内緒の サプライズなのか

そんな事を  思いながら

昼間に通った道を通って


杏寿郎を追いかけて

辿り着いた先は


大きな 球体の水槽のある

宇宙の様な部屋で


「…ーーーーっ、これっ!!」


メインの球体水槽の中に
ハートの形のプレートが
昼間は無かったのに入って来て

今日の日付と 私と
杏寿郎の名前が入っている


それに 背景のスクリーンの映像も

昼間は宇宙だったのに


光り輝く星々の中に
大小様々な ハートが混じる


専用の演出になって居るのに気が付いて


従業員の専用通路から来たらしい
牧師が 指輪の交換をと促して来て

その時は 気付いてなかった
どうして この部屋に移動して
他のゲストを一度 立たせたのかと

「みくり、手を」


そう杏寿郎が促して来て
自分の左手を差し出すと


杏寿郎が薬指に指輪をはめてくれて

お返しに 私から

杏寿郎の左手の薬指に指輪をはめた


「それでは、誓いのキスを」


杏寿郎がベールアップをしやすいように
軽く腰を落とすと

それまで 降りていた
ウエディングベールを彼の手が


上げると


それまでは ベール越しだった視界が

晴れて


杏寿郎の顔が見える


そのまま 彼の顔が近づいて


みくりが瞼を閉じると



お互いの唇が重なる



瞼を開いて それから目を見開いた

部屋の中を舞う


何かが 見えて


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