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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第63章 例えばこんな結婚式を 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ


「全く、こんな時間からの
結婚式なんて、聞いた事が無いぞ?」

そう紋付き袴姿の槇寿郎がぼやいて

申し訳なさそうに
その後ろに居た千寿郎が
こちらに頭を下げて来て

「まぁ、父さん、昨日は
前夜祭だとかって飲み過ぎてた
みたいで、今日の午後まで
しんどそうだったから」

「ふふふっ、主人は
杏寿郎とみくりさんの
結婚式が楽しみで仕方なかった様子
にありました。お気になさらずにね?
むしろ、今で良かった位です。
あの、広告のドレスも素敵だったけど
今の、ドレスも素敵だわ」

「すいません、ありがとうございます。
えっと…杏寿郎さんの」

くすくすと瑠火が口元を
押さえつつ笑うと

「みくりさんは、もう、
入籍もしてらっしゃるし。瑠火さんとでも
お義母さんとでもお好きに呼んで?」

「はぁ、間に合って良かったぁ~。
あ、っと、へっ?みくり?
ちょ、お父さん。見てッ早くッ!
急いで今すぐっ。
みくりじゃないみたい」

「え?みくりちゃんがどうしたの。
ああ、これは凄いね、見違えたね」

「そうでしょ?
馬子にも衣裳じゃない?」

それさっきどっかで聞いたな
うちの親ながらに
どうしてこうも違うのかな?
いや お父さんはまだいいけど


ゲストが集まったので


挙式が始まる事になり


白いカバーの掛けられた椅子が

あの大水槽の前に 並んでいて

大水槽の前に 台と牧師の姿見える


杏寿郎が先に中に居て


私の事は 
お父さんがエスコートしてくれるから


「やっと、みくりちゃんに
父親らしい事、してやれるね。
本当に血の繋がりはない親子だけど。
みくりちゃんには、色々と苦労を
掛けてしまったと思ってるんだ」


お父さんだってイキナリ
娘が出来て戸惑っただろうし

自分の居場所がなくなるのが怖くて
あの家から逃げたのは自分で


年の離れた弟が出来たと
聞いた時には居場所は
無いんじゃないかなって

勝手に気を遣ってるフリをしてただけなのに

そう言われるのが怖くて
自分から逃げてた


「あの、お父さん…」

「何だい?」

「お家、また、帰ってもいい?」

「勿論だよ。みくりちゃん。
結婚してしまっても、娘に違いないからね」

どうぞと そう伸ばして来た
父の手をみくりが取って


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