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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第63章 例えばこんな結婚式を 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ



その間に杏寿郎の方も
別のテラススイートのスタッフの人が
声を掛けて来て

「ああ。っとみくり。
後は、始まるまで会えないらしいから。
君の分の指輪、預かっていいか?」

そう言われたので 自分の指輪を
カナヲに託して 杏寿郎に渡して貰った

控室2の方にその指輪を受け取ると
杏寿郎が移動して行って

控室に入ると見知った顔があって

置いてあったパイプ椅子に
不死川が腰かけていて
杏寿郎の姿を確認すると
ヨッと片手を上げて来て

「煉獄、邪魔してんぜェ」

「驚いたな、不死川に、伊黒も
わざわざ来てくれたのか?」

入社した時に彼等には世話になった
1年上の先輩の2人で
中央区の本社の方へ転勤になって居たのだが
どうにも心安くなり過ぎてしまって居て

この二人と居る時はついついに
先輩なのに普通に話をしてしまって居る

「煉獄、水臭いぞ?どうして何も
言わなかった?俺はお前が…ちゃんと
小野寺と夫婦になるのを見届けると。
前々からお前に、言って居たはずだ」

伊黒は伊黒で相変わらずだな
だが 伊黒が来てると言う事は

「伊黒、それは悪かった。だが
今日のこれはあくまで仕事だったからな。
君がここに居ると言う事は、
甘露寺も来てるのか?」

「甘露寺か?甘露寺は予約の
客が入ったらしくてな、
終わるまでには間に合うそうだ」

『新郎様もお着換えと、ヘアメイクを』

っとしまった 俺とした事が
向こうのスタッフの人を
待たせてしまって居た

こちらにもあちらの部屋と同様に
スクリーンで支度用のエリアが
区切られていて 着替えをその奥で
杏寿郎がして居ると

「なぁ、煉獄よォ。
お前さ、何か思い出したのかァ?」

スクリーンの奥に向かって
そう不死川が問いかける

「不死川。俺が死んだ後の事を
君は知っているのか?
俺が、ああなってから、
彼女はどうしたんだ?
鬼殺隊としての責務を全うしたのか?」

ふぅっと伊黒が長机に
頬杖をついてため息を付くと

「煉獄、お前が聞きたい事はそれなのか?
俺はそうとは思えないし、思わない」

不死川に対してした質問は
本当に俺の聞きたい事なのかと
伊黒がこちらに問いかけて来て

「彼女の身体には、
大きな火傷の痕があったんだ。
それに、顔にも…俺には到底」

「小野寺が、誰かの元に
嫁いだとは思えないと…?」
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