第63章 例えばこんな結婚式を 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
「今日は仕事なんですよ、
これからクライアントと
今日の仕事についての打ち合わせなんで。
今は、打ち合わせの
時間までの時間つぶしですね」
『そ、じゃあ、邪魔して悪かったな。
また、後で電話するわ』
そう宇髄が言いたい事だけ言うと
通話が切れて
一体何だったのかと思って居ると
「杏寿郎、タコとカニ見つけたんだよ。
電話してたの?そろそろ時間?」
他の子供達が母親に回収された様で
みくりもこちらに戻って来て
再び アクアトピアの受付に向かうと
受付のスタッフの人に
打ち合わせに来た旨を伝えると
「すいません、お疲れ様です。
控室にご案内致します。」
そう受付の横の
スタッフオンリーのプレートの
ドアの奥へと通されて
控室と書かれた紙の貼ってある
会議室らしい場所へ案内される
「館長と、担当者を
呼んで参りますので」
そうそのスタッフの人が
こちらに頭を下げて来て
館長さんと担当者さんが来るのを待つ
挨拶をしてお互いの名刺を交換して
今日の流れの説明を受ける
「説明の方、あちらの
奥のテーブルセットの所でいいですか?」
会議室の奥にテーブルセットが置かれていて
さっき 簡単な説明を受けたから
この説明のシーンは
期間限定の挙式プランでは無くて
通年で行う フォトウェディングの方の
流れの説明のページに掲載する物らしく
アクアトピアのフォトウエディングは
今日の宿泊先のホテルである
テラススイート ハーバーの
所有しているドレスらしく
アクアトピアのフォトウエディングでは
テラススイートの最新ドレスの中の
数点のなかから1点ドレスが着れるらしく
選択肢は少ないが最新の物らしい
「ちゃんと、テラススイート側にも
メリットはある様になってるんだ」
そう私の疑問を杏寿郎が耳打ちして来るが
「あ。メイクとかってもしかして」
「テラススイートの、
スタッフが式の進行も対応してくれる。
披露宴もここで出来るが、
料理やケーキはあっちが担当するんだ。
フォトウエディングで利用したら、
テラススイートでの、
ランチやアフタヌーンティーの
割引きもあるらしいぞ」
要するに アクアトピア側は
そのノウハウが無くても
場所代としてのお金が儲かるし
テラススイート側は
自分達のホテルで挙式の無い時間にも
仕事があるって事なるのか